♪ 【017】 写真に対するポリシーの変更  [Apr/12/2005]


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幸いにして福岡県西方沖地震の難を逃れた
ピエール松尾生まれ年Vintageのボトルたち
 (自宅にてピエール松尾写す)
当サイトのプロフィールや、
メルマガバックナンバーに記しましたところの、
「写真に対するポリシー」を、この度、変更いたしました。
従来は、次のような考え方に基づいておりました。
当サイトに存在する記述から、一部抜粋して掲載いたします。


 私は、自分では絶対に写真/VTR撮影をしないという、
 変な?こだわりがあります。
 かねてより、半年に1回のペースで渡欧していますが、
 旅先(取材先)の写真/VTR映像等は皆無です。


 実は、私は、生まれてこのかた、
 (スチル)カメラ・ビデオカメラによる撮影をしたことが、
 ほとんど、ありません。
 かなり、珍しい部類の人種に入るでしょう。
 少なくとも、私の周囲には、そんな人、ひとりも居ません。

 それなりに、豊富な渡航経験(主にEurope)がありますが、
 撮影機材を、持参したこと自体が、ただの1度もないために、
 今まで行った国々に関して、たった1枚の写真さえ、
 存在しないのです。 (^_^;) まぁ、このような有様では、
 何ら、実際に行ったことの証明にはなりませんねぇ。

 確かに、Sommelier(ソムリエ)の、研修のレポート作成等で、
 第三者に報告するための、"資料"としての映像(写真/VTR)が、
 どうしても、必要だといった場面は、あるでしょう。

 でも、特に、日本人の旅行者は、カメラマンが、あまりに、多過ぎますね。
 (撮影を生業としているプロカメラマンではなく、一般の旅行者なのに)
 ありとあらゆる物を、常に、レンズ越しに見ている人々……
 せっかくの、感動の"生"体験なのに…… 実に、もったいない話。

 "自分自身の目で見ること"と"撮影すること"とは、全く別のものです。
 「(カメラ等で)映像を写した瞬間に、(本当はよく見ていないのに)
 なんだか、しっかりと"見た"かのように、錯覚してしまう。」

 「映像を記録した瞬間に、"安心"してしまって、その場を立ち去ると、
 何よりも大切な、自らがその場で、直接、感じた感動・印象が残らない。」
 あくまでも、自分の記憶を助けるための、"補助としての手段"ではなくて、
 カメラで撮影すること、そのこと自体が、
 "主たる目的"に、なってしまっているような……
 "現地に足を運んでの実体験"の、存在価値そのものに関わる問題。


……で、この度、あっさりと?ポリシーを変えました。
具体的には、今回の渡航(Champagne/シャンパーニュ地方)行きから、
(デジタル)カメラを持参しようと思います。
豊富な渡航歴にもかかわらず、初めてという快挙?です。

当サイトは、過去に発行済みのメルマガのアップロードという、
やや消極的な理由でスタートし、まもなく、1年になります。
Home Pageの公開をきっかけに、様々な方々と交流することができ、
私の、頑なな心が、次第に変化して来ました。
HPを開設・公開して、本当に良かったです。

正直、意固地になっていたところがあるかと思います。
従来は、単なる自己満足だったのかもしれません。
情報発信をするうえで、やはり、写真等による映像資料は不可欠だと、
前向きに考えるようになりました。

それと、他に具体的な理由があります。
(ショックだったので)周囲の人達にも、ほとんど、話したことが無いのですが……

昨年4月に、Bordeaux(ボルドー)を訪れました。
遊びに行ったのではありません。自主研修(勉強・取材)です。
マンツーマンで案内してくれた、あるChateau(シャトー)の担当者から、
次のようなことを言われました。
「あなたは、ずっとメモをしていますが、今、私が言っていることは、
お渡しした資料に、ほとんど書いてあるので、メモする必要は無いですよ。
そんなことより、あなたは、カメラを持って来ていないのですか?
レポートの資料として、写真が必要なのでは?」

正直、これは、かなりこたえました。
こうした状況では、写真撮影をしないことが、
生産者に対して、失礼だったのかもしれません。

いずれにいたしましても、私は、現在、多少?の写真撮影を行っています。
渡航時の写真を始め、今後、どう活用するか未定ですが、
少なくとも、写真撮影自体が、目的になってしまわないように、
充分、注意したいと思います。
カメラ(写真)というデバイスを、上手く活用すれば、有益な情報発信につながり、
また、より多くの皆様方との交流のきっかけになるでしょう。

当サイトをご覧の皆様方におかれましては、
今後とも、ご交誼を賜りたく、何卒宜しくお願いの程申し上げます。