----- Original Message -----
Sent: Tuesday, December 17, 2002 3:00 PM
Subject: ♪Special Tasting
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--┳ξ ♪[Dec/17/Tue/2002] 【Les Caves Pierre Matsuo】 (不定期刊)
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●●● 豊かな食文化の未来を切り開く 『ピエール松尾のE-Mail Magazine』
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--●-- [特定多数 Food & Beverage 関係者宛配信]
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▽ [ピエール松尾のワイン・サロン(ワインの夕べ) 緊急レポート]
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□ Cuvee Dom Perignon OEnotheque Vintage 1959
(キュヴェ・ドン・ペリニョン・エノテーク ヴィンテージ 1959)
※ Cette bouteille a ete degorgee en 1999
□ Cuvee Dom Perignon OEnotheque Vintage 1962
(キュヴェ・ドン・ペリニョン・エノテーク ヴィンテージ 1962)
※ Cette bouteille a ete degorgee en 2002
この2つのアイテムの、徹底比較Tasting(試飲)、
40th Anniversary Tastingを、
昨日、16日(Mon)に、行わせていただきました。
「Grand Champagne(グラン・シャンパーニュ/偉大なるシャンパン)……
それは、物でありながら、人を教え、人を導き、人を啓蒙する、
崇高なる存在である。」 ピエール松尾 (談)
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最高の一夜でした。その場に居合わせた人々の、なんて、幸せなことでしょう。
これだけの、Old Vintage…… 歴史の重みを、ひしひしと感じます。
私は、ただ、それだけの価値でも、もう、充分と考えていて、
正直申し上げて、Champagneとしての(具体的)内容そのものには、
過大な期待は禁物…… 飲めるだけでも……
長期熟成に耐え切れず、Vin Blanc(白ワイン)状態になっているかも……
といったスタンスで臨みましたが、
それは、大きな間違いであったということを、思い知らされ、
徹底的に、打ちのめされてしまったのでした。
私は、1966年生まれ。
先に生まれると書いて、先生という。先生のほうが、当然のことながら、偉い。
先生格のChampagneに、出合えるだけで幸せなことですが、
やっぱり、先生は、偉かった! 偉大です!
Champagneという範疇・次元に、無理矢理、当てはめてしまうことが、
極めて失礼と思えるほどに、そうしたものを、遥かに超越した究極の存在感。
およそ、言葉にしてしまうと、嘘になってしまいそうで恐い。
人間の五感の範囲では、とても、計り知れない。
壮麗であり、荘厳であり、深い畏敬の念すら覚える。
有史以来、人類の最高の芸術作品・世界文化遺産である。気高く、尊い。
今までの、"Dom Perignon"を遥かに凌駕する、まさに、奇跡の存在。
40年の封印から解き放たれた、燦然と光り輝く、黄金色の魔法の液体は、
疲れ果て、枯れた表情など、微塵も見せることはなく、
豊潤なる華麗な香りを、あたり一面に、たちどころに漂わせ、
活き活きとしていて、驚くほどに、密度が高く、濃縮され、力強い。
驚異的な凝縮感。複雑極まりない香味成分が、圧縮されて詰まっている。
次々と、渾然一体で、たたみかけるように現れる、様々な、香り・味……
いったい、いくつの顔を持っているというのだろうか。魔物だ。
果てしなく、どこまでも続くかのような、長い余韻にひたると、
どことなく、懐かしい想いや、せつなささえ、込み上げて来る。
心の琴線に触れ、人間の魂を激しく揺さ振り、我等を未知の世界へと誘う。
前人未踏の領域に到達した者は、もはや、戻って来ることはできない。
あれは、たった一夜の夢、幻だったのであろうか。
もはや、君に逢うことは、できないというのか……
……私、チョット、別の世界に、いっちゃってますねぇ。
(@_@) シミジミ……
過日の、ノーベル賞の受賞晩餐会のChampagneも、"Dom Perignon"でした。
抽象的な感想を延々と書き綴って、ノーベル文学賞を受賞することはあっても、
Sommelierのテイスティング実技試験では、0点です。
Sommelier D'Honneur(JSA ソムリエ・ドヌール/名誉ソムリエ)の、
小泉 純一郎 首相であれば、
「よくやった! 感動した!」で、済んでしまうのかもしれませんが、
凡人?のピエール松尾は、そうはまいりませんので、
以下に、具体的なレポートをあげます。
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"ピエール松尾のワイン・サロン(ワインの夕べ)"は、
原則として、Sommelierのための、勉強会のつもりで、企画・運営しています。
今回のTasting(試飲)にあたり、Tasting Comment Sheetを使用いたしましたが、
時間差Tastingの人もいて、すべてのコメントを回収したわけではありません。
コメント用紙に書かれた内容を踏まえ、現段階での概要を、
私なりにまとめ、レポートさせていただきます。
1959・1962共に、Cork(コルク)は、あまり開いて(広がって)いなかった。
Corkが、なかなか上がって来ずに、若干、抜栓に時間を要した。
1962のほうが、比較的、Corkが開いていて、特に色は付いておらず、
1959は、やや黒ずんでいて、キノコのような香りあり。
双方とも、供出温度は、高め(条件統一)。最初は14℃くらい。
Glassに注いだ直後の泡立ちは充分。
Bottom(ボトム/底)中心部からも、真っ直ぐに立ち昇る。
上品で、きめの細かい、クリーミーな泡立ちだが、あまり持続しない。
注いで長時間放置し、温度が上昇すると、
Grand Vin Blanc(銘醸白ワイン)に近い感じ……
具体的には、Montrachet(モンラッシェ)を思わせるかのような状態となる。
【Color / Appearance】 (色・外観)
[1959]
非常に輝きのあるハチミツ・黄金色・艶/照りを感じる。
べっ甲色・わずかにオレンジがかった色。
[1962]
輝きのある黄金色。淡く輝く黄金色。
若干、青みがかった色。
【Aroma / Bouquet】 (香り)
[1959]
バニラ・ナッツ・ヘーゼルナッツ・ミネラル・
シェリーのフィーノ・ハチミツ・焼きリンゴ。
青リンゴ・イースト・モカ・焦がしたカラメル・煮詰めたフルーツ・
アプリコット・熟成したチーズ。
熟した果実のドライ・フルーツ。桃のコンポート。豊かな熟成香。干し草。
[1962]
バニラ・シャンピニオン・フロマージュ・トースト。
コーヒーにミルクを混ぜた香り・乾燥イチジク・コンポート・イースト。
シロップ。1959に比べ、酸味が立つ。熟成香。樽の芳ばしいロースト香。
【Taste】 (味)
[1959]
強いアタック・長い余韻・口の広がり・きめ細かい泡立ちがすがすがしい。
見た目の色からは、想像のつかない程の、フレッシュな気泡で、
1962よりも若さを感じる。躍動感があり、脂っぽく、厚みのある味わいで、
口にねっとりとからみ、鼻から抜ける複雑な風味は、
もはや例えようが無い程。1959年とは思えない程フレッシュで、
一貫して飲み口はスムース。
焼いた水飴。ざらめ糖。黒糖。舌先に、ほのかな甘味。
[1962]
バランスが良く熟成感もあり若さを感じる。
素晴らしく滑らか、豊潤で、深みのある味わいで、リンゴの甘い風味が、
後から、口いっぱいに広がって、全体を包み込んでいる。
余韻は素晴らしく長く、まるで、コニャックのよう。
【Comment】 (感想)
[1959]
素晴らしく感動できるシャンパーニュでした。本当に、いつ喉を通ったのか、
分からない程スムースで、ねっとりと口の中にまとわりつく。
もはや、シャンパンとは呼べない、超越したワインでした。
もし、購入するのであれば、1959年。
[1962]
神秘的で、偉大を通り越したシャンパーニュ。
そのアルコールのボリューム・舌触りは、
コニャックを飲んでいるかのようである。
いずれも、しっかりとしたボディで、絶妙のバランスの構成力を有し、
凝縮・濃縮され、洗練された、豊かな酒質(酒肉)を堪能できる絶品でした。
3年間のVintageの開きの違いが、明確に感じられたのも、大きな収穫。
単品ではなくて、同じ銘柄のVintage違いを2つ並べて、
徹底比較テイスティング(相対評価)することによって、
改めて、浮かび上がる特徴・特性を、よく理解することができ、
大変、価値のある、充実した企画でした。
先生としてのワインに、本当に、勉強させていただきました。
また、すべてのStaffに感謝いたしております。
あえて、1959と1962との、どちらを選ぶかという、無理難題には、
概して、1959のほうに、軍配が上がっておりました。
バランスが取れて、より充実しているとのこと。
(1959年生まれの、ワイン通の開業医 ***先生ご夫妻、良かったですね!!)
私、ピエール松尾は、ワインを点数で評価するやり方は嫌いですが、
あえて、申しますと…… 双方とも、100 PPです。
ちなみに、PPとは、Pierre Matsuo Point(ピエール松尾ポイント)のことです。
Mr. Robert M. Parker(ロバート・パーカー)とは、まったく無関係です。
「愛車のベンツを中古車センターに売り飛ばしてでも、
なんとしても、手に入れたいシャンパンだ!」
(^_^;) 悪しからず。
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▼ [Romanee Conti Vintage 1966を入手!]
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□ Romanee Conti Vintage 1966 Domaine de la Romanee Conti
(ロマネ・コンティ 1966 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)
Lot No.05002
※ Bottle(ボトル)の写真Fileを、当E-Mailに添付いたしました。
ファイル名は、"Romanee-Conti-1966.jpg"です。
Preview(プレビュー)もしくは、(ダブル)クリックして開いて、ご覧下さい。
Printout(印刷)してしまいますと、PCの環境によっては、表示されません。
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私、ピエール松尾は、1966年**月**日生まれ。
ですから、自らの生まれ年Vintageということになります。
誕生年Vintageのワインといいますと、まず、思いつくのが、
"Chateau Mouton-Rothschild"(シャトー・ムートン・ロートシルト)
だと思いますが、"Romanee Conti"の生産本数は、
これよりも、2桁も少ないため、価格もさることながら、
もともと、数が少ないので、入手困難です。
そのようなわけで……
来年、1月14日(Tue)開催の、
"ピエール松尾のワイン・サロン(ワインの夕べ)"は、
「Romanee Conti 1966と1983との徹底比較Tasting(試飲)」です。
既に入手済みの、Vintage 1983は、20歳を迎えるワイン。
成人の日の翌日に、成人のお祝いをするという、粋な?、はからい。
一方、Vintage 1966のほうは、私のBirthdayではありませんが、
昔の人は、数え年で、正月に、皆いっせいに加齢していたため、
皆まとめて成人と見なすということと、同じようなもの。
果たして、新成人のワインに、勝つことができるのでしょうか?
いずれにしましても、同じ銘柄のVintage違い対決が楽しみです。
もちろん、これも、レポートいたします。
(^_^)v 乞う、ご期待!
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●●● Monsieur Pierre Matsuo
●● E-Mail:
● ANSA Sommelier 呼称資格認定 No.1795 (FBO会員 No.20025)
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