----- Original Message -----
Sent: Tuesday, December 03, 2002 1:52 PM
Subject: ♪OEnotheque 1980


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--┳ξ ♪[Dec/03/Tue/2002] 【Les Caves Pierre Matsuo】 (不定期刊)
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●●● 豊かな食文化の未来を切り開く 『ピエール松尾のE-Mail Magazine』
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--●-- [特定多数 Food & Beverage 関係者宛配信]

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▼ [Cuvee Dom Perignon OEnotheque Vintage 1980を入手!]

□ Cuvee Dom Perignon OEnotheque Vintage 1980
  (キュヴェ・ドン・ペリニョン・エノテーク 1980)

「1985の間違いでは?」と思われる方が、多いかもしれません。
でも、確かに、"Vintage 1980"です。
私が、France(フランス)・Bordeaux(ボルドー)の業者に、直接発注して、
個人輸入の形態で、引きました(DHL/航空便)。
昨日、12月2日(Mon)に、(先輩)Sommelier(ソムリエ)諸氏を交えて、
Tasting(試飲)を、させていただきました。

(優秀な)Sommelier集団の、コメントを並べますと……
色は、やや濃い目の黄金色。熟成香が、まず先に立ち、
樽香・ロースト香のような芳香がしました。
1985と同じく、コンポート・シロップのような甘い香りが立ちましたが、
1985のフレッシュ・フルーティな感じはせず、
若干、枯れた(抑えた/控えた)感じ。落ち着いた感じ。
ドライ・フルーツ(ドライ・アプリコット)、
Brioche(ブリオッシュ)・イグサ(干し草)を思わせる香り。爽やかなハーブ香。
Riesling(リースリング)のような感じもします。

注いだ直後に、非常に、クリーミーな、微細な泡が立ち上がり、
心地良い、まろやかな口当たり。程良い酸味で、よくまとまったテイスト。
とがった部分がありません(特定の味覚だけが目立っていません)。
絶妙のバランス感覚で、均整のとれたテイストは見事です。
舌先に充分な旨味を覚える、豊かな酒質でありながら、
キレ・喉越しが良く、しっかりとした奥深さ、確かな余韻が感じられます。
……ようするに、美味しかったということです。
Champagneの代名詞として、それなりのプレッシャーもあるのでしょうが、
決して、名前負けしていないのは、さすがです。

ところで、このメルマガでも、既に、ご紹介いたしましたとおり、
(1980は無理ですが)1985のOEnothequeは、現在、
ホテルオークラ福岡にて、提供されておりますので、
皆様、この際に、ご堪能されてみてはいかがでしょうか。

↓ Internet Home Pageに、尾形 秀徳 ソムリエの写真と、
 秀逸なコメントが、掲載されておりますので、ぜひ、ご覧下さい。

 URL: http://www.fuk.hotelokura.co.jp/news/don/don.html

Grand Sommelier 尾形ムッシュの写真を、念のため、
当E-Mailに、添付させていただきました(Hidenori-Ogata.jpg)。
(この写真のイメージとは違って?)実際には、とても、気さくな方で、
ワインのことでしたら、どんなことでも、教えてくださいますので、
どんどん、質問なさってみて下さい。私にとりましても、良き先生です。

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当メルマガ等でも、"1985"のことを、何度か、書かせていただきました。
ドンペリの、日本での、(総)輸入元、"Jardine"(ジャーディン)の、
プロモーション・アナウンス等で、皆様、ご存知のとおり、
今年、1st-1995 / 2nd-1985 / 3rd-1973として、
BlackのEtiquette(エチケット)のOEnothequeが、発表されました。

 "ジャーディン ワインズ アンド スピリッツ 株式会社"
  Home Page URL: http://www.jwswines.co.jp/

しかしながら、OEnothequeは、決して、今回が初めてではなく、
過去にも、(何度か)蔵出しされています。
ようするに、「単に日本でリリースされなかった」だけです。
私が、France現地の情報を確認した限り、
現在でも、"1962"・"1964"・"1973"等が、残っているようです。
Etiquetteの色は、スタンダードな物と同じですが、
"OEnotheque"の文字が、はっきりと確認できます。
Gift Box(化粧箱)は、現在の物と同様の、
(ホワイト)オーク調の木箱に、Vintage入りのメタル・プレート埋め込みで、
フタを開けると、その裏側に、
"OEnotheque Vintage 1980"と、刻んであります。

限定アイテムとしては、他に、
"Cuvee Dom Perignon Reserve de l'Abbaye Vintage 1978"
(キュヴェ・ドン・ペリニョン・レゼルブ・ド・ラベイ 1978)や、
1973が存在しますが、このラインとは、また、別物です。
どうやら、同じCuveeを元にして、何段階かに分けて、
様々な、レア物を、世に送り出しているようなのです。
憎いことしてくれますね。

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"OEnotheque Vintage 1980"の木箱等には、
「Cette bouteille a ete degorgee en 1999」と記してあります。
これは、1999年に、
Degorgement(デゴルジュマン/口抜き/溜まった澱を抜き取ること)を、
行ったという意味ですね。でも、これですと、
今年リリースの"Vintage 1985"と同じということになります。
以前、書かせていただきました、
プレニテュード(熟成の段階的ピーク)云々と、チョットずれるのでは?
どうにも納得が行かないので、この問題は、徹底的に追究いたします。
(ジャーディンさん、明確な説明をお願いいたします!)

"Les Caves Taillevent"(レ・カーブ・タイユヴァン)の、
Internet Home Pageを、どうぞ、ご覧下さい。↓

 URL: http://www.taillevent.co.jp/fair/index.html

Champagne "Cuvee Dom Perignon OEnotheque 1980, 1973, 1962"
 木箱入り キュヴェ・ドンペリニヨン・エノテーク 3本セット

カーブ・タイユバン東京店が、今年最後に紹介するシャンパーニュの最高峰。
日本では未発表の、80年と62年を含む、エノテークの3本セットです。
これは、パリのタイユバンに供給された、貴重なボトルを、
オーナーである、ムッシュ・ヴリナが、少量分けてくれたもの。
ようやく穏やかな調和を見せ始める80年、
否のうちどころのない、完全な球体を思わせる最高の飲み頃をむかえた73年、
そして、40年間の歳月により磨かれた62年は、
モカやキャラメルの風味をたっぷりと帯び、穏やかな泡立ち、
甘くすら感じる滑らかな味わいは、
最高の状態の物だけが、たどり着ける究極の真価。
 容量: 750ml 価格: 185,000円

(T_T) バラ売りして欲しいです。

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▼ [日本のImporter(インポーター/輸入業者)について]

"Cuvee Dom Perignon OEnotheque Vintage 1980"の購入元を、
公開しようかどうか迷いましたが、思うところがあり、ここに掲載いたします。
既に、ご存知の方も、多いかもしれませんが……

 "Finest Wine.com(日本語ページ)"
  URL: http://www.finestwine.com/jp/index.htm
  E-Mail: info@finestwine.com
  Address: Westhoven France 3, impasse du Resinier 33610 Cestas

   Westhoven Ltd / FinestWine.com
   Phone: +33 556 680 565/+33 556 680 545/Fax: +33 556 680 977
   USA Toll Free: 1-877-572-0305/France Toll Free: 0800-507-727
   Fine & Rare Wines, Champagnes & Spirits, Wine Accessories, Foie Gras...

※ News Letter(英語)の購読を、お勧めいたします。
 Web上の情報は、Wine Listの一部であり、限定アイテムや、
 掘り出し物の情報は、E-Mailで知ることが可能です。

ベースは、もちろん、フランス語のページで、他に英語ページもあります。
Pop-up Windowに、「-8%割引き……日本へ配送注文には、
8%割引きしてご提供いたします。注文フォームで表れませんが、
ご注文をご確認するEメールには、割引きが発表いたします。
12月31日まで。」と、チョット変な日本語が出ますが、
そんなことは気になさらず、まずは、Wine Listを、ご覧になってみて下さい。
ストックの一部ではあるものの、これだけでも、
アイテムの種類や、価格(Euro・米Dollar表示)の面で、
何か、思うところがあるはずです。

ワインの名前が、日本語のカタカナで書いてある必要は、無いと思います。
実際の、Etiquette(Label)は、フランス語等の原語表記ですし、
カタカナにすると、表記にばらつきが生じて、かえって混乱することもあります。
発注は、通常、英語で行うことになります。
Web上で入力したデータが、そのまま、伝票に入りますので、
配送に、DHLやFedExを使うことを考えますと、当然のことです。

実は、チョットびっくりしたことがあるのです。
International Sales Departmentの、
Guillaume Marty(ギョーム・マルティ)さんという人と、
現在、私は、E-Mail交換をしているのですが、
まず最初に、私が、英文のメールを送信したところ、
なんと、日本語で返事が来たのです。それ以来、日本語でやり取りしています。
ギョームという、典型的なフランス人の名前で、何か、思い当たりませんか?
"Chateau Cos d'Estournel"(シャトー・コス・デストゥルネル)の、
Jean-Guillaume Prats(ジャン・ギョーム・プラッツ)さんが、同じ名前ですね。

Guillaume Martyさんの日本語は、少しヘン?なところもあるので、
日本語のHome Page作成を含め、多少なりとも、
翻訳ソフト等の助けを、借りているのかもしれません。
そのようなわけで、今では、英語と日本語を併記したメールを送信しています。
いずれにしましても、日本語が解る担当者の存在は、有り難いです。
実は、"OEnotheque 1980"は、リストには掲載されておらず、
Guillaume Martyさんとの、メールのやり取りのなかで、
教えてくださったものです。

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"OEnotheque 1980"(の木箱)に、同梱されている、細長い冊子は、
(輸入元を通した)日本語訳版になると、簡略化されているということが、
フランス語のオリジナルを見ると、よく理解できます。
Initial Caps(イニシャル・キャップス)といいまして、
皆様、ご覧になられたことがあると思いますが……
文章の段落の、最初の1文字だけを、大きな文字にすることがありますよね。
キリスト教教会の図書館等に収められている、革装の古書が顕著ですが、
修道院の修道士達が、(修道の一環で)聖書等の写本をしていたのですが、
最初の文字の部分に、装飾文字を用いたりして、とても美しいものです。
金の刻印が施されていることもあります。

現在の、Calligraphy(カリグラフィー/装飾文字)にも、通じるものです。
フランス語版は、Initial Capsを、もちろん、カラーで表現しているのですが、
日本語版では、全て省略されています。セコイ?ですね。
(オリジナルに日本語訳を添付すればいいのに……)

……といいますか、この冊子ひとつ取っても、
日本市場の現状が、うかがえると思うのです。
"Cuvee Dom Perignon"というChampagneについては、
あまり、説明する必要が無いと考えます。

(印刷技術が無かった頃の)聖書の写本(装飾本の製作)をするといった、
修道士の文化は、Bourgogne(ブルゴーニュ)のBeaune(ボーヌ)の、
Hotel Dieu(オテル・デュー/カトリック施療院・慈善病院)、つまり、
"Hospices de Beaune"(オスピス・ド・ボーヌ)等により、
脈々と、現代まで、続いています。
Importer(インポーター/輸入業者)を、通すことにより、
修道院の文化が薫るレターが、削ぎ落とされるのは、残念に思います。

以前、メルマガ等にも、掲載いたしましたが、
冊子に、"Photographies: Keiichi Tahara"とありますのは、
日本人の造形作家、田原 桂一 さんです。
(福岡の)"Chapelle des Anges"(赤坂 ル・アンジェ教会)や、
"Alfred Dunhill"(アルフレッド・ダンヒル)も、手掛けていらっしゃいます。

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このメルマガの、主要な配信先のひとつは、酒販店でありますので、
あまり、強くは言えないのですが……

酒類販売業界も、IT時代を迎え、大きな変革の流れの中にあるようです。
今まで、一般の消費者が知り得なかった情報を、ワイン生産国から入手し、
しかるべきアイテム……具体的に言いますと、
日本市場で受け入れやすそうな物、つまり、売れそうな物を選別して、
紹介してくださいました。
各種団体や、メーカーとのタイアップ企画等により、
それなりのブームや、ムーブメントの仕掛け役として、活躍されました。
我が国でも、ワイン愛好家が増え、消費量も伸びました。
おかげさまで、今や、最も身近な、お酒のひとつです。

ただ、現在、Internetの発達や、欧州渡航者の増加が、
市場に変化をもたらしていることを、読み誤ると、
もしかすると、淘汰されるかもしれません。
豊富な選択肢から、迷いながらも、アイテムを選ぶ権利が、
元来、消費者にはあります。
かつては、様々な輸入に関する制約等のため、
ある程度、選別して引いて来る必要があったのかもしれません。

しかしながら、昔は、業界関係者しか、知り得なかった情報を、
一般消費者が、いとも簡単に、知り得る時代になりました。
Disclosure(ディスクロージャー/情報公開)が、かなり進んでいます。
個人宅のPCが、Internetで、生産者やメーカーと、つながっているのです。
いつまでも、業者が先にありきで、一般消費者が、
「ワイン流通の末端に存在している」、あるいは、
「情報の(一方的な)受け手である」といった感覚でいると、
時代の流れから、取り残されてしまうことも、あるのではないでしょうか。

酒類販売、特にワインの場合、
最も大切なのは、Etiquette等の外観ではなく、中身の品質保持です。
確かな品質が保証された、生産者蔵出しや、
個人輸入の実績が増えれば、
日本の業者との接点も、次第に、少なくなって行きます。
昔と違って、航空便も、比較的安価に利用でき、
仮に、船便で、ケース単位で大量に引いたとしても、
Reefer Container(定温コンテナ)輸送なので、
かつてのように、赤道通過時に、品質が劣化するなんてこともありません。

品質保持には、ある程度、コストが掛かるのが常ですが、
海外の情報を漁っていると、
あまりもの、内外価格差に驚いてしまうことも、しばしばです。
品質が確かなら、値段が安いほうが良いと思うのが、
一般消費者の心理の常なのではないでしょうか。
業者もまた、消費者のひとりなのですから、
利益を確保するプロ(企業)の視点を保ちつつも、
常に、消費者サイドに立った、商いが求められます。

でも、私は、直輸入を勧めているわけではありません。念のため。
New World等の販売攻勢が、ワインの流通を変えようとしています。
伝統的商習慣を重んじるフランスの、中間の流通業者、
早い話が、問屋さんに相当する業者の言い分としては、
生産者が直販するようなやり方は、フランス・ワインには馴染まない。
買占めや、不当な価格の高騰を招き、安定供給に支障が生じ、
市場が混乱して、結局、消費者の不利益に繋がりかねないので、
調整役としての、Broker(ブローカー)が必要……なのだそうです。
オークション・アイテムとして、投機的要素をも併せ持つ、
一部のGrand Vin(銘醸ワイン)のことを考えますと、一理あるようにも思えます。

結局のところ、"落としどころ"が難しいですね。
いずれにしましても、敏腕インポーター?の私といたしましては、
正規の輸入販売業者さんの、反感を買わない範囲で、
フランス本国に乗り込んでの取材を含めて、
日本未リリースといった、いわば、"隙間のアイテム"を、
これからも、ご紹介してまいりたいと思います。
と同時に、ワインというアイテムそのものだけではなくて、
ワインにまつわる文化を、お伝えできれば……と考えております。
(^_^)v 乞うご期待!


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●●● Monsieur Pierre Matsuo
●● E-Mail:
● ANSA Sommelier 呼称資格認定 No.1795 (FBO会員 No.20025)

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Hidenori-Ogata.jpg