----- Original Message -----
Sent: Saturday, May 03, 2003 12:32 AM
Subject: ♪欧州の車窓から - ブルゴーニュ紀行 Vol.5 (最終回)
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--┳ξ ♪[May/03/Sat/2003] 【Les Caves Pierre Matsuo】 (不定期刊)
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●●● 豊かな食文化の未来を切り開く 『ピエール松尾のE-Mail Magazine』
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--●-- [特定多数 Food & Beverage 関係者宛配信]
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( ^_^)/▼ 『ピエール松尾のブルゴーニュ紀行 - Vol.5 (最終回)』 ▼\(^_^ )
▼ [欧州の車窓から]
┻
□ SNCF(Societe National des Chemins de Fer Francais/フランス国鉄)
□ TGV(テージェーヴェー/Train a Grande Vitesse/新幹線・高速列車)
※ 当E-Mailに、TGVの乗車券のスキャン画像ファイルを、添付。
ファイル名は、"SNCF-TGV.jpg"です。
Preview(プレビュー)もしくは、(ダブル)クリックして、開いてご覧下さい。
Printout(印刷)してしまいますと、PCの環境によっては、表示されません。
(T_T) 愛読者の皆様方に、大変、残念な?お知らせがあります。
SNCF(フランス国鉄/鉄道公社)なんですが、相変わらず、
On Time(定時)運行されておりません。
日本を発つ前に、渡航先での行動を、入念に計画し、
分刻みのスケジュールを立てて……
そんなイメージを、私に対して持っている方が、実際、多いようです。
でも、期待を裏切って?申し訳ないのですが、決して、そうではありません。
確かに、現地入りしてからでは、予約が取り難い、
Restaurantや、Concert Ticket等の手配は、出発前に行っています。
でも、予め、入念に、訪問先での計画を立てた上で、渡欧したことは、
いまだかつて、ただの一度もありません。
(^_^;) なんせ、現地入りしないことには、
各種のガイド・ブック等の資料さえ、見る気にならないんですよね。
いつも、気ままな旅が、私の信条です。
晴れたら屋外で活動、雨が降ったら美術館・博物館……
現地で、状況に応じて行動したほうが、ある意味、合理的です。
それに、公共交通機関での移動を、日本の感覚で計画しても、
無意味ですから。SNCFも、TGV以外は、時刻表が有って無いようなもの。
日本で、Thomas Cook(トーマス・クック)の、
"European Timetable"を購入して、持参する人が多いようですが、
これは、もはや、"小説"のようなものとでも、考えていただいたほうが?
時刻表は、駅のInformationに、無料のものがあり、
現地調達でも充分ですよ。変更も多いですし。
私は、筋金入りの、航空機マニア(旅客機オタク)ですから……
……とうとう、カミングアウトしてしまったぁ〜 (-_-;)
旅客機が就航している路線は、短い距離でも、必ず搭乗しています。
日本では未就航の、航空機材の徹底取材が趣味なのです。
今回の旅程では、滞在先のLyon(リヨン)から、
Beaune(ボーヌ)や、Dijon(ディジョン)に、通ったわけですが……
American Expressに、
Private Jet(個人用ジェット旅客機)のチャーターを、依頼するまでもなく、
SNCFを利用したのでした(そもそも空港がない)。
だいたい、電車で、片道1時間30分〜2時間程度の距離です。
さて、Lyonという街ですが、
私が、今までに、訪れたことのあるところで言えば、
Paris(パリ)・Firenze(Florence/フィレンツェ/イタリア)・
Salzburg(ザルツブルク/オーストリア)を足して3で割ったような……
そんな感じの、印象を持ちました。
Saone(ソーヌ川)を挟んで、旧市街と新市街とに、
街並みが、はっきりと、分かれています。
川が市域を分けるあたりは、Salzburgにそっくりです。
この川沿いには、市が立ちます。
Marche(マルシェ/市場)は、その街の、台所事情を反映するので、
私は、必ず、長い時間をかけて、食材の取材・試食をします。
いわゆる観光名所を訪れることなんかよりも、野菜を見たりするほうが、
私にとっては、はるかに、重要なことなのです。
日本で買うと高価なもの、日本では見かけない珍しいもの……
大変、豊富な食材が揃っており、さすがは、食の都Lyonですね。
既に、配信済みのメルマガの添付写真にも、ありますように、
私の滞在先のHotelは、まさに、旧市街の中心部にあります。
"世界遺産"に登録されているのは、このあたり。
古き良き伝統を、こよなく愛する、旧市街オタクの私は、
石畳の街並みの中の、伝統あるHotelに宿泊できて、最高でした!
高層ビルが立ち並ぶ、コンクリートで固められた、
新市街・新興再開発地域 Part Dieu(パール・デュー)には、
いわゆる、新しい、アメリカン・スタイルのHotelも存在します。
フランス第二の都市Lyonには、
ビジネス等で、滞在される方々も、実際、多いでしょうから、
商用目的では、新市街周辺に、Stayすることもあるでしょう。
ホテル王 Hiltonは、Hotelを通じて、世界各地にアメリカを作り出しました。
世界中の、どんな場所に行っても、アメリカ人が快適に過ごせるHotel、
それが、ヒルトン……
確かに、Facilities(設備)の面では、充実しているとは思いますが、
その土地"ならでは"といったものが、希薄で(非現地主義)、
どこを訪れても、同じ……とすると言い過ぎか。
でも、あえて、例えるならば、
日本人が、「畳の部屋じゃないと落ち着かない。」とばかりに、
世界中、どこに行っても、日本旅館に宿泊しているようなもの。
もちろん、アメリカには、素晴らしい面が多々あり、
米国資本のHotelの、Non-Smoking Floor(禁煙階)なんて、
日本でも、かなり、昔からありましたし、
全席禁煙の、Starbucks Coffee(スターバックス・コーヒー)は、
「コーヒーの味と香りを、最大限楽しむ。」という、至極当たり前のことを、
禁煙発展途上国の住人の、日本人に、再認識させてくれました。
私は、個性的な、ヨーロピアン・スタイルのHotelを好むものの、
HiltonのHotel会員でもありますので、
あまり、強くは言えないのですが……
当メルマガは、ヒルトンの関係者にも、配信されておりますが、
私の、Membership Cardを、剥奪しないで下さいね。 (+_+)
いずれにしても、業務目的ではなくて、プライベートでしたら、
やはり、趣深く、情緒たっぷりの旧市街が、断然オススメです。ぜひ!
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フランスやイタリアの、いわゆる、ラテン系の公共交通機関等を、
まだ、利用された経験のない方々には、想像がつきにくいかと思いますが……
私の、今までの体験等を少々。
Carrier(キャリア/航空会社)で言えば、
AF(Air France/エールフランス航空)・AZ(Alitalia/アリタリア航空)あたり。
最も困るのは、山猫スト(事前のアナウンス無しの突然のストライキ)ですね。
マスコミ等に、一切流れないため、空港に行ってみて、初めてわかる。
唐突な、ストという要因でなくても、
空港に行くと、自分が予約を入れた便が、欠航になっていることがある。
その便に、予約があまり入らなかったので、(飛ばすのがもったいなくて)
Flight Cancelにして、勝手に、次の便に、振り替えたのだと言う。
(日系Carrierなら予約・搭乗率10%でも運行する。)
当然のことながら、便名が変わるが、
搭乗ゲートに行くと、案内された便名とは、また、異なる表示がされている。
係員に、「間違っとるで!」と言うと、「これで、いいのだ。」といった返事。
わけも解らず、Destination(行き先)だけを確認して、搭乗。かなり不安。
空港と市内との間の、車の送迎を、予め、お願いしていたことがあり、
予約便が、次の便に振り替えとなったために、到着が遅れた。
迎えの車の運転手は、Flight Cancelを知り得た段階で、
勝手に、帰ってしまった。
(日本の感覚なら、次のFlightの到着を待つと思うが……)
状況によっては、振り替え便では、乗り継ぎが不可能になる場合がある。
(~_~メ) 「どないしてくれるんじゃ〜 オウ、オウッ!」
「ご安心下さい。お客様のほうが悪いのではありません。私達のせいです。」
……ん? (@_@;)
「Captain(機長)が"眠たい"と言って仮眠中なので、しばらく飛べません。」
……こうした類の話は、いくらでもあります。
最初の頃は、けっこう、カウンターに詰め寄ったりして、
怒ったりもしていたのですが、最近では、慣れっこになってしまいました。
旅客機がこれですから、フランス国鉄も、推して知るべしでしょう。
それと、フランス国内の空港・駅等のターミナルの館内表示は、
ほとんどが、フランス語だけの表記で、まず、英語は書いてありません。
当E-Mail添付の、乗車券の画像ファイルを、ご覧下さいませ。
フランス語だけしか、書かれていませんよね。
空港ターミナルや、駅構内の案内表示も、
Correspondance(コレスポンダンス/乗り継ぎ/乗り換え)・
Sortie(ソルティ/出口)といった、フランス語だけで、
Transfer・Exitといった英語は、まず、見つけることができないでしょう。
フランスやイタリアの駅に、改札がなく、
誰でも、気軽に、ホームに入れるのは、相変わらずですが、
以前には、あまり聞かれなかった、
構内や列車内のアナウンスが、最近、多少は、入るようになりました。
でも、全部、フランス語だけ。
(ローカル線は、次の停車駅等のアナウンスが無い。寝過ごしたら大変。)
定時運行は、期待するべくもなく、潔く、あきらめるとしても、
特に、日本と違って困るのが、
自分が乗ろうとしている列車が、どこ行きなのかが解りにくいということ。
列車が、入って来るホームは、事前の案内とは違う場合がよくあるし、
大きなプレート(掲示板)に、行き先を表示することもない。
(ドアの部分に小さくとか、窓ガラスに紙を貼り付けたりとかはあるが……)
ホームの表示と、停車中の列車が異なることも、しばしば。
わけも解らず、途中の駅で、長時間、列車が停車する。
アナウンスも、車掌による案内も何もない。
停車している間に、ホームの表示が、どんどん変わり、
いったい、どこ行きの列車なのか、不安になって来る。
今回、私は、途中の駅で、いきなり、列車を降ろされた。
確かに、アナウンスはあった。もちろん、フランス語オンリー。
「この列車は、この駅止まりとなりました。」
(なんじゃ、そりゃ〜 ……でも、アナウンスあるだけ、まだ、以前よりマシか。)
乗り換えの案内や、駅員による誘導等は、一切、なかった。
自分で、目的地行きの列車を探して、何とかなりましたけど……
……こんな有様ですから、計画なんて、立てられるわけがない。
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Lyonでの、ほんのひとときの住まい、
"La Tour Rose"(ラ・トゥール・ローズ)から、駅までは、歩きました。
Beauneに行く場合は、通常、急行電車を使うことになるので、
Lyon Perrache(ペラーシュ)駅のほうになります。
旧市街から、少々ありますが、歩けない距離ではありません。
なお、ここでは、TGVに乗ることはできません。
直接、Dijonに、TGVで向かう場合は、さらに、Rhone(ローヌ川)を越えて、
高層ビル街の、Part-Dieu(パール・デュー)駅まで、行く必要があります。
この駅は、街の中心部から、離れたところにあります。
(以前に、お話させていただいた方もありますが)
日本とEuropeの「駅前」は、根本的に異なります。
「駅前」といえば、日本では、街の中心を意味します。
でも、Europeの場合、中央駅等、国際列車が発着するような大型の駅は、
たいてい、街の外れにあります。
鉄道の導入・都市形成共に、遅れたため、
駅を中心として、街作りを進めてきたのが日本。
これに対して、Europeは、中世より、都市の形成が進み、
街の中心は、大きな、教会・市庁舎・広場となっています。
一番、高い建物は、決まって、教会の鐘楼(塔)で、
よく、市庁舎の塔の高さが、超えそうになったりして、問題になります。
そのようなわけで、既に、完成の域に達した、街の中心部には、
追加で、大きな駅を、建設することができなかったのです。
だから、必然的に、郊外になってしまいます。
ですから、「中央駅付近のHotel」と書いてあるHotelを、
街の中心で、便利そうだからと思って、予約してしまいますと、
それは、まず、街外れであって、街歩きの起点としては、不便なはずです。
Perrache駅前には、Pl. Carnot(カルノ広場)があって、
桜の花が、満開でした。
私は、日本(福岡)で、桜が散った後に、渡欧するので、
ちょうど桜の季節だったりして、二度、お花見ができるので、有り難いです。
例によって、駅ターミナルは、フランス語の案内だけですが、
いくつかある、乗車券の発券カウンターの中に、
「I speak English.」(私は英語を話します。)と表示が出ている、
ブースを発見したので、試しに、そこに、並んでみることにしました。
私の順番が来たので、英語で尋ねてみたのですが……
やはり、返事は、フランス語でした。マジで。 (^_^;)
看板に偽り有りですね。
「I understand English.」(私は英語を理解します。)に、変えるべきですね。
フランス人って、ホント、難しい人達ですよねぇ〜 シミジミ…… (*_*;
ところで、Beauneに到着するまでの、車窓風景は、最高ですよ!
Cote d'Or(コート・ドール/黄金の丘)に沿って、走りますからね。
Lyonからの場合、行きは、進行方向に向かって左側、
帰りは、右側にお座り下さい。
葡萄畑の位置関係が、車窓から、充分に解ります。
列車で往復するだけの価値はあります。
TGVが、日本の新幹線と、全く違うのは、専用の高架を走るのではなくて、
通常は、一般の在来線に、乗り入れているということです。
ただし、例外的に、Bourgogne(ブルゴーニュ)地方は、
別の、専用の線路を走るため、急行電車とは車窓風景が異なります。
私が、Beauneを拠点にせずに、Lyonに滞在したのは、
日本から、同日の夜のうちに行けるのは、Lyonが限界だったからですが、
結果的に、素晴らしい、車窓の眺めを楽しむことができて、良かったです。
Cote d'Orの全体像が把握できました。
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▼ [あとがき]
┻
書きたいことは、まだまだ、山ほどあるのですが、
ひとまず、ここで、シリーズ企画 "ブルゴーニュ紀行"を、
閉じさせていただきたく思います。
Vol.1〜5まで、同報多数送信により、5通送信させていただきましたが、
(Error等で)途中が抜けている場合は、お知らせ下さい。
再送信させていただきます。
当企画に対して、心温まるメールをいただき、誠に、有り難うございます。
皆様方からの、ファンレター(E-Mail)が、何よりの励みになります。
ご質問・ご意見・ご感想等を、心より、お待ち申し上げております。
今後のメルマガ配信の予定は、あくまで、気まぐれですが、
今回の旅程に関しては、まだ、情報を整理しきれていない部分もあり、
また、落ち着きましたら、ご紹介させていただくかもしれません。
実は、特定多数宛のメルマガには、掲載できないような情報等もあり、
まぁ、そのあたりは、個別対応ということで……
帰国便が、(マスク姿の人だらけの異様な雰囲気の)成田空港に到着し、
私が、無事帰宅させていただいてから、10日間が経過いたしました。
おかげさまで、体調は、すこぶる良く、例の病気の感染はなさそうです。
でも、現地で美味しいものを食べ過ぎて? 体重が3Kg程度、増えてしまい、
いまだに、元には、戻っていないのですが…… (T_T)
Paul Bocuse(ポール・ボキューズ) Chefの、
"美味しく食べて健康"の実践は、なかなかに、難しいですね。
"ブルゴーニュ紀行"の執筆時期が、ちょうど、
【健康増進法】の施行と重なったため、これについても触れたわけですが、
この法律には、食生活等、生活習慣病の問題も、盛り込まれています。
いずれにいたしましても、なにより、自分自身に、深く関わる大問題で、
現在の私の、最大の関心事です。
今後、『ワインとお食事を楽しむ場所として相応しい健全な空間』
といいますよりも、
むしろ、『ワインとお食事を楽しむ場所として当然の環境』を取り戻し、
『安全な食』を守るべく、尽力してまいります。
末筆ながら、この場を、お借りいたしまして、
私に、Domaine de La Pousse D'or(ドメーヌ・ド・ラ・プース・ドール)のWineを、
勧めていただき、ワインの楽しさを、教えてくださった、
素晴らしいSommelier(ソムリエ)の皆様方に、心よりの御礼を申し上げます。
今回、念願かなって、造り手のところにまで、たどり着くことができました。
今日の私がありますのは、皆様方のおかげです。深謝いたします。
Vive La France! Merci beaucoup! \(^o^)/
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●●● Monsieur Pierre Matsuo
●● E-Mail:
● ANSA Sommelier 呼称資格認定 No.1795 (FBO会員 No.20025)
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