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 [Jan.29,2007]

飲食店の受動喫煙防止対策は国・政府レベルで行うべき職場・雇用環境の問題


1. 「不特定多数の人が集まる公共の場所は全面禁煙」が世界の常識

EU内の禁煙実施、または表明国 EU内の禁煙実施、または表明国
とありますが、要するに、
レストラン・バー等の不特定多数の人々が集う、
公共性が高い場所を、全面的に禁煙にした。

ということです。
これは、昨年(2006年)の時点での情報であり、
今後、こうした国や地域は、
増えることはあっても、決して減ることはありません。
(スイス・ノルウェーはEU非加盟国)

加盟国それぞれの国内事情を反映して、
実際の禁煙の運用には、若干の違いがあるものの、
飲食店における全面禁煙に関して、
大まかに把握すると、次のような共通点があります。

A. 国・政府のレベルで取り組んでいる

罰則(罰金)を伴う等、厳格な法律・政令で対処し、
飲食店を、一斉に全席禁煙にすることにより、

店舗の運用において、全店舗の条件統一を図り、
喫煙者の競合他店への、「一時的な移動」のリスクを吸収。

もちろん、喫煙習慣のある人の利用を断っているのではなくて、
単に、喫煙者は飲食店内で喫煙行為に及びさえしなければ、全く問題無いわけです。
実に簡単なこと。単純明快な話。
仮に、「禁煙」の場所では、「飲食」が不可能な人がいたとしたら、異常体質。
既に廃止された昔のアメリカの「禁酒法」を引き合いに、無用な「論点逸らし」を行い、
やがて、同じ道をたどると言う人がいます。
でも、酒類の製造・販売を禁止した「禁酒法」とは違い、公共の場所での喫煙行為を禁じているだけであり、
タバコの製造・販売自体を禁止するものではありません。プライベートでの喫煙行為は問題ありません。
(禁酒法でも私的な飲酒は認められていました。)

B. 飲食店を職場として捉えている

役所や民間企業のオフィスと同様に、職場環境の一環として、飲食店の問題に取り組んでいます。
利用客の立場で捉えると、問題は解決しません。飲食店は、従業員の立場から見れば職場です。
レストランやバーには、必ずサービス要員が存在するわけで、雇用環境の問題です。

C. 飲食店の従業員の受動喫煙被害防止を重視している

飲食店の利用客のことだけを考えると、「分煙」という中途半端な対策も考えられます。
同一空間で、単に席を分けるだけでは防煙は困難。
日本では、「分煙」とは名ばかりの「分席」が横行していますが、
そのような、不完全な方法を排除しています。
本当に煙を分けるためには、高いコストをかけて、
別室(別空間)にして、完全に煙を遮断する必要があります。
しかしながら、「分煙」では従業員を守ることは不可能です。
飲食店従業員の福利厚生を最重視した対策が取られています。
同じ飲食店に、毎日通う利用客がいたとして、営業時間中、ずっと店内に居るわけではありません。
でも、調理や接客に携わる従業員は、長い時間を、職場である飲食店で過ごします。
利用客よりも、むしろ従業員を守ることが優先。


年に一度、開催されているサミット(G8/主要国首脳会議)は、
ロシアが参加する以前は、「先進(7ヵ)国首脳会議」と呼ばれていました。
日本は、先進7ヵ国で、唯一、「公共の場所での全面禁煙の定めが無い国」です。
残念ながら、日本には、他国には無い、独特のタバコ利権構造が根付いていて、
喫煙大国の汚名を返上するのは、まだ先の話になりそうです。
欧米に比べて大幅に対策が遅れ、深刻な被害を引き起こした、
薬害HIV/肝炎・アスベスト問題から何も学ばない、美しい国ニッポン。
既得権益の甘い汁を吸う人達にとっては、まさに、最高の国ですね。

私は、非英語圏のヨーロッパを訪れる機会が多いので、
当サイトでも、欧州の喫煙対策事情を例に挙げることが多くなります。
ただ、そうした対策は、アメリカを始めとする英語圏……
カナダ・オーストラリア・ニュージーランド等のほうが進んでいると言えるでしょう。

米国においては、州単位で対策が取られています。
特に、ニューヨークやカリフォルニアについては、よく知られているところです。
昨年秋に、ハワイが公共の場所を全面禁煙としたことは、影響力が大きいと思います。
(突然、全面禁煙になったのではなくて、郡単位で、若干、対策が異なっていて、
中でも、ホノルル市/オアフ島が先行していた。)
違反者の罰金については、個人の場合が、最高で50$(+裁判費用の負担)で、
事業者の場合が、100〜500$です。

ホテルの客室については、全体の20%までは喫煙可能な設定ができるのですが、
実際には、全客室禁煙・敷地内全面禁煙の運営を行うホテルが少なくありません。当然のことです。
客室内における喫煙行為は、煙・ヤニ・灰で壁や天井を汚して、
不動産価値を著しく損なわせるばかりか、
家具・調度品といった動産資産にも悪影響を与え、清掃コストが余計にかかります。
何と言っても、寝タバコ等の火の不始末による火災発生の危険性を伴い、
防災上の観点からも、喫煙可能な客室を設ける積極的な理由はありません。
米国の大手ホテル・チェーンの中には、グループ内のホテルを全館禁煙にして、
客室内での喫煙が発覚した場合、清掃費用の名目で、
ペナルティを科しているところもあります(マリオット・ウェスティン等)。

ハワイは、出張・研修等の業務渡航ではなくて、
「観光」の目的で、日本人が最も多く訪れる場所のひとつです。
多くの日本人が、欧米先進国の、「レストランやバーでは全席禁煙が当たり前」の光景を目に焼きつけ、
帰国後に、実体験を語り、我が国の政策に反映させる絶好の機会です。
ただし、残念ながら、ヘビー・スモーカーの人達には、体験していただくことが無理のようです。
日本からハワイまでの、全席禁煙の旅客機に耐えたとしても、到着地の空港内には喫煙所がありません。
ホテルの喫煙可能な客室枠は、20%未満ですので、確保が難しい状況。
ワイキキ周辺のホテル20軒中10軒が全室禁煙で、それ以外の5軒も改装後、敷地内禁煙に移行する計画。
上限の20%まで喫煙室を設けているのは3軒だけ。部屋を確保したとして、飲食店は全席禁煙

ハワイで、いわゆる禁煙法が施行されているということを、
渡航直前に旅行代理店の資料で知った人や、喫煙室が確保できなかった人の中には、
旅行をキャンセルする人がいます。
観光旅行よりもタバコのほうが大事……と言いますよりも、
タバコの常習のせいで行きたい場所に行けないとは、何とも情けない話。

ならば……ということで、日本からの飛行時間が短いグアムにしたところで同じ。
例えば、グアムホテルオークラ ザ・タワー」のWebサイトには、
「グアム島において、(2006年)6月9日より
"Natasha Protection Act. ナターシャ保護法(禁煙法)"が正式に施行されました。
この法律は、ホテルの客室、レストラン、バー、ロビーなどを含む、
全ての屋内公共施設での喫煙を規制するものでございます。
この法律に基づきグアムホテルオークラでは、全客室を禁煙とさせて頂きます。
客室を含む館内での喫煙はお控えください。」とあります。


観光目的で日本人が多く訪れるところとしては、他に、香港がありますが、
ここの喫煙規制も、飲食店が全面禁煙ということで、基本的に同じ。
違反した場合の罰金は、最高で5,000香港$です。

ところで、日本のコンビニエンス・ストアでは、
レジ付近に大量のタバコが陳列されて、まるでタバコ屋のような状態ですね。
タバコを全く吸わない人や子供でさえも、必然的に視界に入って来ます。
ところが、EUと同様、タバコの広告が禁止されているタイでは、
商品の店頭陳列が広告に当たるとのことで、陳列も禁止されています。

タバコ販売店である旨を示す表示を、たった一箇所だけ出すことができます。
大人だけが、銘柄を告げて、こっそり買う形になりますが、
それにしても、このようなパッケージ(ABC)を、ずらっと並べたとして、
果たして、広告になるのかどうか。購買意欲減退には一役買いそうです。
タバコは、積極的な販売促進行為が禁止されている、極めて特殊な商品ですので、
喫煙者以外の人の目に触れさせないということは、大事なことだと思います。

ヘビー・スモーカーの人達は、喫煙大国の日本から出ないほうが無難。
無理して渡航して、禁煙の場所で喫煙して問題になり、日本の恥さらしになってほしくないです。
日本政府は、観光目的での海外からの外国人の入国を増やそうとしています。
海外に出る日本人観光客に比べて、日本に観光に来る外国人の数が少ないからです。
多くの外国人を受け入れるためには、特に、ホテルやレストランの待ち受け態勢が重要。
なるべく多くの外国人の旅行客に、日本の遅れた喫煙規制の現場を見てもらって、
「Unbelievable!!」の声を上げてもらうと効果的です。
日本国内の喫煙規制は、タバコ利権に群がる人達のせいで、先延ばしにされ続けて来ました。
我が国も批准した「たばこ規制枠組み条約」による、具体的な対策は、
利権絡みの国内の声よりも、むしろ、外圧に頼ったほうが、早く進みそうです。
受動喫煙防止対策だけをみると、日本がサミットに加わることが恥ずかしく思います。

私は、EUの主要国は訪問経験があり、特に、フランスは、毎年訪れています。
1974年の限定的な法律に続いての、禁煙法の施行は1992年で、
高級レストランの利用等に関しては、特に問題ありません。
ただ、お隣のイタリアが、実質的に、飲食店が全面禁煙と単純に言えるのに対して、
従来、少々ガイドし難い点がありました。罰則規定が無かったことに起因します。
禁煙法の施行を徹底させるために、この度、新たな政令が発せられました。
来年2008年1月からは、飲食店全面禁煙を徹底させ、
違反した場合、本人が68Euroで、施設の責任者に135Euroの罰金が科せられることになりました。

飲食店を全面禁煙としながらも、他国と同様に、
隔離・密閉された喫煙室」を設置することが認められています。
ここで重要なのは、飲食が可能な喫煙「」ではなくて、単なる喫煙「」だということと、
喫煙室への従業員の立ち入りが禁止され、
利用客は、喫煙室内では飲食のサービスを受けることができない。
」ということです。
職場環境として従業員の受動喫煙防止を重視した、当然の結果です。
しかしながら、飲食店内において、ただひたすら喫煙行為にのみ集中するための、
空調・排煙装置を完備した喫煙室を、高いコストで設営・維持管理するのは、
ナンセンスと判断されるケースが、大半を占めることになると予想されます。
したがって、隣国イタリアと同様に、飲食店は全面禁煙との案内になると思われます。

欧州最大のタバコ消費国のドイツは、アジアの喫煙大国の日本と共に、
最も、タバコの自動販売機が普及している国です。
その他の国にも、多少の自販機はあるのですが、実質的に、自販機大国はドイツと日本だけ。
そのため、「たばこ規制枠組み条約」に自販機全廃が盛り込まれようとされた際、
国内のタバコ関連産業保護のため、ドイツと日本が猛烈に反対し、
成人識別機能を盛り込むことで決着しました。
全て新しい自販機に交換するという需要が生じたため、
消滅の危機を乗り越えたどころか、かえって、利権業者は大儲け。

EU内の禁煙実施、または表明国」の地図の対象外の国についても、少々触れておきます。
永世中立国のスイスは、EUには加盟していません。
私も訪れたことがありますが、狭い国土ではあるものの、連邦制の国家であるため、
州・都市ごとに印象が違います。
喫煙規制についても、州ごとに異なり、既に、レストラン等が全面禁煙の州があります。
ここのところ、連邦で足並みが揃いつつあるのですが、
労働法」を改正することで対処しようとしています。
なお、鉄道王国スイスは、周囲のEU加盟国と同様、連邦鉄道が全線禁煙で運行されています。
ノルウェーもEU非加盟国。2004年から、レストランを始めとする公共空間は全面禁煙

……日本は、旗色が悪くなったどころではありません。
完全に孤立してしまいました。嘆かわしい限り。

飲食店」として営業しているということは、そこが「事業所」であることを意味します。
日本で、職場における受動喫煙防止ということでは、
オフィス等の、事務を行う場所が先行しました。事務系の職場ではあっても、来訪者はあります。
つまり、大まかに分けて、従業員と外部からの来訪者の二通りの層が、
同じ空間に同時に存在するのが、ごく一般的な職場です。
特に、新築のビルでは、ビル内・敷地内禁煙のところが少なくありませんので、
そうした場合、社内・社外の人間の区別無く、禁煙が適用されます。

銀行・保険会社・電話会社等、
従業員のデスクと、来客者のための窓口やロビーが、同一空間に存在する職場環境で、
従業員と来訪者が入り混じっている状況では、自由に喫煙できるということは考えられません。
デパート等の大型商業施設の場合も、売り場には、
従業員と来客者との二通りの層が、同時に存在しています。
当然、売り場の中には、喫煙可能な場所はありません。

同じサービス業でありながら、飲食店の職場環境は特殊です。
受動喫煙被害の観点からすれば、
同じ空間であれば、誰がタバコの煙を発するかということは関係無いので、
この際、従業員・利用客の区別無く、事務系・販売系の職場環境に例えてみます。

・ 自分のデスクで喫煙しながら仕事をする。
・ タバコを吸いつつ電話で話す。
・ 喫煙しながら職場内を移動する。
・ くわえタバコで来客者に応対する。
・ タバコを吸わない人に灰皿を持って来させる。
・ タバコを吸わない人に灰皿の掃除をさせる。
・ タバコを吸わない人に、タバコによって生じた汚れを掃除させる。
・ 喫煙者が、勤務時間中にもかかわらず、タバコを吸わない人にタバコを買いに行かせる。

わざと極端な書き方をしてみましたが、
本来は、入り混じっている従業員・利用客の区別を排除しつつ、
同一空間で行われている行為を、「職場」という視点で見ると、
およそ、飲食店なるものは、かなり異様な職場環境と言えます。

事務系の職場の受動喫煙防止対策が進んだのは、
健康増進法」と「厚生労働省健康局長通知」に加えて、
厚生労働省が示した「職場における喫煙対策のためのガイドライン」が重視された結果です。
飲食店の場合は、利用客側から見た「健康増進法」の線で議論されることが多く、
「職場」としての観点が欠けています。


現行の「健康増進法」は、タバコ利権の抵抗勢力のせいで、
大幅に成立・施行が遅れたばかりか、罰則規定がありません。
誠に遺憾なことに、この美味しい既得権益には、構造改革のメスが入りませんでした。

罰金を取られないからといって、「受動喫煙防止の努力義務」を無視しても良いのでしょうか?
昨今、コンプライアンス(Compliance/法令遵守)という言葉を、よく聞きます。
消費者から信頼を得るために、必要不可欠なことですが、
これは、大企業(ホテル・チェーン展開のレストラン等)に限った話では無く、
小さな個人経営の飲食店でも基本は変わりません。
喫煙規制の進んだ欧米先進国の人が、日本を訪れた際に、
「Something is wrong in this country.」(この国は何か間違っている。)
と言われてしまわないよう、日本人の「品格」が求められています。
事業者としての社会的役割を認識し、倫理・道徳を守り、
社会に貢献する、有意義な事業活動を展開することが大切。


ただ、「品格」を求めたいのは、あくまでも、飲食店の経営者です。
当サイトのメッセージは、事業者に向けたものです。
利用客の喫煙者のモラルやマナーの向上は見込めませんし、無関係だと思います。
飲食店内の受動喫煙の問題は、経営サイドの運営判断だけで解決します。


当サイトの発信するメッセージは、大規模なホテルやレストランの経営者に対してのみならず、
料飲サービスに携わる全ての経営者にあてたものです。


小規模な店舗で私が目撃した惨状を列挙します。

・ カウンター席主体の日本料理店・割烹・寿司屋・小料理店等。カウンター内が調理場。
  最小で対面、最大で四方をチェーン・スモーカーに囲まれ、
  調理場内に、勢いよくタバコの煙が吹き付けられる。
  料理人は、白く霞んだ空間で調理(料理人としてのプライドは無いのだろうか?)。
  個室の利用客にも、タバコの煙が漂う空間で調理されたものが運ばれる。食品衛生上の問題有り。
  (チェーン・スモーカーが良顧客でしょうか? 店と料理を汚す。むしろ営業妨害。)

・ カウンター席に着席した利用客が、カウンター内の調理場にいる料理人に、
  「それ、ちょうだい。」と、点火状態のタバコを持った手を伸ばして注文。
  カウンター内の食材・食器に、タバコの灰が落ちたのを目撃。
  それでも営業が続行され、他の利用客にもタバコによる汚染の影響が及んだ。

・ 店主が、開店準備のための暖簾掛け・食材等の搬入作業・清掃等を、くわえタバコで行う。
  タバコを切らして、近所でタバコを買った直後、歩きタバコで店に出入りする。
  自店の真正面の路面・排水溝・植え込み等に、吸い殻をポイ捨てする。
  カウンター内で喫煙する料理人をも目撃(寿司職人さえも……)。
  料理を盛る食器のすぐ隣に、使用中の灰皿が置いてある。

・ 利用客が、歩きタバコで出入りする飲食店。
  わざわざ、店の前でタバコに火を点けてから入店する人もいる。
  店内には、客席から手が届く場所に、タバコの自販機が設置され、
  カウンター席・テーブル席のいずれにも、最初から大量の灰皿が置いてある。
  飲食店として営業していることが不思議な、まるで、喫煙所のような店

・ 自店の前、あるいは、繁華街の路上で、お店の宣伝ビラを配布する従業員。
  お店の名前が入った制服を着用しながらも、路上・歩行喫煙を行っている。しかも、ポイ捨て。

・ 調理服を着た料理人が、お店に出入りする利用客からも見える場所で喫煙している。
  酷い場合は、調理服を着た状態で、地面に直接座り込んでいる。調理服は、お店の名前入り。

・ 利用客から頼まれて、お店を出て、タバコを買いに行く、
  あるいは、急な買い出しに出るスタッフが、歩きタバコで往復している。
  お店の名前が入った制服を着用。しかも、ポイ捨て。

・ 自店でパンを焼き、出来立てを販売するショップ。
  芳ばしい香りが漂う店内で、出来立てのパンを食べることができる。
  テーブル席に、向かい合って座った二人が、
  お互い、タバコの煙を吹きかけ合いながら、パンをほおばっている。
  煙がお互いの顔面を直撃しているにもかかわらず、平気で食べている。
  利用客の発するタバコの煙が、パンの販売コーナーまで流れて来る。

・ 屋台を含む、屋外営業型の店舗。くわえタバコで開店準備。
  調理した物が入った鍋に、タバコの灰が落ちたのを目撃。
  タバコを吸いつつ、「いらっしゃい。」と呼び込み。しかも、ポイ捨て。
  喫煙しながら、調理・接客をする店主。

  (屋外営業店舗の場合、路面はお店の一部と認識するべき。)

このような店舗の客層は、実際、喫煙者が多いのですが、
小さな子供連れの利用客もあるため、心が痛みます。
喫煙可能な場所に、未成年者が立ち入ることができないようにするべきです。


2. 公共の場所で喫煙させないことが重要

諸外国の、喫煙規制に関する法律・政令・条例等は、
便宜上、一般的に、「禁煙法」・「禁煙令」といった日本語に訳されています。
禁煙法」という言葉を聞いたとき、
非喫煙者と喫煙者とでは、捉え方に温度差が生じることが多いように思います。
現時点で喫煙習慣の無い人達は、「自分自身の行動が制限される」とは取りません。
むしろ、従来は行き難かった場所・行けなかった場所に行けるようになり、行動範囲が広くなります。
その最たるものが、屋内空間では、最も受動喫煙防止対策が遅れた飲食店です。

ところが、喫煙者の場合は事情が異なります。「自分自身の行動が制限される」と受け取ります。
従来、まかり通っていた行動が遮られ、ライフスタイルを変える必要も生じます。
法令は、ただ単に、「周囲の迷惑になるので、パブリック・スペースでは吸うな。
というだけであるにもかかわらず、「喫煙行為自体を止めろ。」との圧力として、
歪曲して捉える向きがあります。
禁煙法」の定めは、不特定多数の人々が集う公共性が高い空間・場所において、
一時的に、喫煙行為を中断する、つまり、「禁煙」することを求めているだけであって、
決して、タバコと縁を切ること、つまり、「卒煙」・「絶煙」を要求するものではありません。


周囲の人達が「不快」になり、「迷惑」だから、公共の場所での喫煙規制が行われるわけです。
喫煙者本人の健康への気遣いではありません。
「有害」という予備知識があるから「臭い・煙たい」と感じるのではありません。
直感的に、「臭い・煙たい」から「臭い・煙たい」ということ。
迷惑な悪臭や煙が、有害か無害かなのかが問題なのではありません。
なので、有害であるという理由は必要ありません。


人間の嗅覚には、「順応」の性質があり、
同じ匂いを嗅ぎ続けていると、その匂いに対して鈍感になります。
喫煙常習者の場合、自分の身体に、タバコの悪臭をまとった状態で、
自分では感知し難い体臭と一体化しているために、さらに、鈍感になっています。
タバコの煙に対して「耐性」のある喫煙者でも、他人のタバコの煙を臭いと思うことがあるようです。
ただ、非喫煙者が受ける急性の悪影響、つまり、
煙が目にしみたり、息苦しくなったり、気分が悪くなったり、頭痛がしたり……
に関しては、同次元で感じ、苦痛を理解することは困難。

周囲の人達の不快感について、想像がつくかもしれませんが、レベルが違います。
タバコの煙が充満する飲食店で、平気で飲食できる喫煙者に対して、
タバコの煙が食欲を減退させる」ということを実感してもらうことは、相当、無理があります。

公共の場所で、可燃物に点火する行為は、迷惑行為の観点からすると、
喫煙行為と、焚き火・花火・不必要な発炎筒(発煙筒)の使用等とで、大差ありません。
火を消さずにポイ捨てすることは、小さな火炎瓶を投げているようなものです。
不法投棄と言うよりかは、まるで、放火魔の所業でしょう。

禁煙」という言葉は、守備範囲が広過ぎます。
公共の場所で一時的に喫煙が制限されることと、
喫煙習慣自体を止めることとの、両方の意味に対応しているわけですから。
お互いの思い違いを回避する意味でも、本当は、別の言葉を使ったほうが良さそうです。

「喫煙者 ≒ 喫煙習慣を有する者」だとして、
便宜上、当サイトでは、「愛煙家」と「迷惑喫煙者」とに分けて捉えています。

愛煙家」とは、節度のある喫煙を行う人で、タバコとの付き合い方が上手な人。
モラルやマナーが備わった人で、「嗜む」ということを心得ている人。
愛煙家にとっては喫煙は趣味」と言えます。

迷惑喫煙者」とは、ニコチン依存症患者のことです。
迷惑喫煙者にとっては喫煙は病気」と言えます。
タバコとの付き合い方が下手と言いますより、自らの意思で喫煙をコントロールすることが不可能。
所構わず人前で喫煙し、歩行喫煙・ポイ捨てが日常。
ニコチンの禁断(離脱)症状といった身体的なことも大事ですが、精神に及ぼす影響が極めて深刻です。

・ 禁煙の表示を無視して禁煙の場所で喫煙を強行する。注意すると逆ギレ
・ 敷地内全面禁煙の職場で隠れて喫煙し、吸い殻の不始末から火災の発生を招く。
・ 歩きタバコをしながら多くの通行人とすれ違う。通行人に火傷を負わせたり、服を損傷させたりする。
・ 歩道を、くわえタバコで自転車走行。歩行者の背後から迫る。突然の悪臭の襲来にむせる歩行者。
・ 火の点いたままの状態の吸い殻を、歩行中・自転車走行中・自動車運転中に投げ捨てる。
・ 植え込みに、吸い殻を投げ込んだり、土に突き刺したりする。
・ タバコのパッケージやフィルムを道端に捨てる。
・ 自家用車の灰皿に溜まった吸い殻を、まとめて路上に捨てる。
・ 路上に存在する、各種配管等の点検口を開けるための小さな穴に、吸い殻をねじ込む。
・ 缶コーヒーを飲みながら歩きタバコ。吸い殻を入れた空き缶を路上に捨てる。
・ 海に行くと、砂浜に吸い殻を突き刺す。子供の誤飲や自然環境破壊に無関心。
・ 世界遺産や景勝地(名勝)を汚す。歩きタバコで登山・散策。ポイ捨て。山火事になることもある。
・ 木造建築の文化財の近くでさえも、歩きタバコ・ポイ捨て。貴重な文化財が焼失したことがある。
・ くわえタバコで仕事をする土木作業員。工事現場にポイ捨て。吸い殻の上に土をかけて埋め立て。
・ 喫煙しながら内装工事をする建設作業員。揮発性の溶剤に引火し火災発生
・ 引火性ガスの近くで喫煙。ガス爆発事故発生。周囲にも被害が及ぶ。
・ 寝タバコが原因の火災で死亡。大好きなタバコと心中できて本望だとして、巻き込まれる周囲は迷惑。
・ 集合住宅のベランダで喫煙。他人の洗濯物に汚れ・悪臭が付着。近隣住民は窓を開けることができない。

正気の沙汰ではありません。真っ当な人間には、到底不可能な愚行です。
病気」という捉え方をしないと、このような異常行動は常識では考えられません。

WHOの国際傷害疾病分類」では、「精神作用物質による精神及び行動の障害」と定義されています。
したがって、精神に障害のある迷惑喫煙者に対して、健常者が、モラルやマナーを説くのは無意味です。
タバコの害については、とかく身体の影響について述べられることが多いのですが、
「精神をタバコに支配されること」のほうが、より深刻に思われます。
タバコに支配され、タバコ中心の生活パターンにさせられていることに疑問を持たず、
周囲の人達への配慮ができなくなります。


精神構造は、麻薬・覚醒剤の類と大差ありません。
中毒・依存を生じさせている元凶のタバコではありますが、
迷惑喫煙行為を戒められると、逆切れされることがしばしば。
禁煙の場所で喫煙している迷惑喫煙者に注意をした人が、暴行されるという、
理不尽な事件も、多数、発生しています。

ニコチンに脳の機能を破壊されている人に、理性を求めることには、相当無理があります。

喫煙は、極めて私的な行為。
仮に、個人の趣味・嗜好だとして、
不特定多数の人々が相集う場所では、常に、「公共の利益」が優先されます。
様々な層が集まる可能性がある空間では、
社会的に弱い立場にある人達に合わせることが大切。
乳幼児・子供・妊婦・老人・病人等が、安心して居られる場所である必要があります。
……病人としましたが、当然、ニコチン依存症患者は除きます。

職場・公共交通機関・飲食店内等において、
「2時間もタバコを吸わずにいるのは無理。」とか言っている人がいます。
自分が、ニコチン依存症であることを認識できない人、認識したくない人が少なくありません。
短い間隔で、ニコチンを摂取しないと維持できない身体……物凄い異常体質ですね。

「どこでタバコを吸えばいいのか?」と言う人……
そもそも、公共性が高い空間で、タバコを吸わなければならない理由などありません。
「(一時的に)吸わない」という選択肢を、全く持ち合わせていないことが、極めて異常。
仮に、飲食店を始め、不特定多数の人達が集まる場所に、トイレが無かったならば、
確かに、皆、困るでしょう。排泄は万人の生理現象ですから。我慢させるのは酷です。
でも、職場での勤務時間中、あるいは、飲食店での食事中に、
「タバコを吸わない」のは、特に、困ることではありません。
ニコチン依存症患者でなければ……

ニコチン依存症患者に配慮して、隔離した密閉状態の喫煙室を整備することはナンセンス。
ニコチン依存症患者は、このままでは、社会不適応者。
公共の場所に出る前に、まずは、病院に行きましょう。

喫煙者には肩身が狭い世の中」は、よく使われる言い回しです。
確かに、自宅や、同じ趣味の人が集まる私的空間でのみ、喫煙している愛煙家にとっては、
そうしたことも言えるのかもしれません。

ところが、いつも平気で、歩きタバコやポイ捨てをしている迷惑喫煙者が、
「自由にタバコが吸えなくなって、肩身が狭い。」と言っています。笑わせます。
肩身が狭くなってしまった原因が、自分自身にあることを認識できないとは致命的。
社会規範に反する迷惑行為を伴い、周囲に犠牲を強いるような「自由」は偽物です。


私は、「迷惑喫煙者は病人」と捉えているため、本人に、モラルやマナーを求めないのがポリシーです。
ただ、諸般の事情で、たまに、迷惑喫煙者本人に対して、一時的に注意を促すことがあります。

先日、繁華街の横断歩道の手前で信号待ちをしていた人が、タバコに点火しようとしていました。
人通りの多い街の中心部で、路上喫煙禁止・過料徴収対象エリアでのことです。
信号が青に変わった場合、多勢の人達が行き交うことが、容易に予測できました。
私が、路上禁煙エリアである旨を伝え、注意すると、
迷惑喫煙者は、「歩行喫煙禁止じゃないのか?」といったことを言いました。
そこで、路上喫煙禁止であることを告げ、さらに、
「仮に、歩きタバコ禁止だったとして、信号が青に変わっても、
歩き出さずに、横断歩道の手前で、立ち止まったままタバコを吸うのか?」
といったことを言うと、相手は固まってしまい、横断歩道を渡らずに、反対方向に行ってしまいました。

迷惑喫煙者は、ニコチン依存で脳の機能が低下しているため、
喫煙行為が周囲に与える悪影響について考える思考回路が、遮断されているようです。
タバコに関しては、正常な判断が働かない状態になっています。

私の住む街の場合、路面に「路上禁煙地区」の表示があるエリアが、過料徴収対象地区です。
当然、過料徴収対象になっていないエリアと接しているわけで、
そのような地区は、路面に「歩きタバコはやめましょう」との表示があります。
でも、条例をよく理解している人の中に、
道路を横断して、過料徴収対象地区を出て、「歩きタバコはやめましょう」の歩道に入った途端に、
歩きタバコを開始する人がいます。
一応、ルールに従った形ではあり、確かに、過料徴収は免れますが、如何なものでしょうか。
迷惑喫煙者のモラルやマナーなど、所詮この程度のものです。ただ呆れるばかり……

繁華街で、制服姿の中学生や高校生が、自販機でタバコを買ったり、
歩きタバコをしているのを目撃することもあります。
痰を吐き捨てつつ、歩行喫煙をしている大人の真似をして、
痰が絡まない彼等は、わざわざ唾を溜めて吐き出しつつ、歩きタバコをしています。
格好悪い大人の猿真似。中身が空っぽで自分に自信・魅力が無い人間ほど、小道具に頼ります。
隠れて吸うのではなくて、あえて、衆人環境の中で行うということは、
自分の姿を人に見せたい、周囲にかまってもらいたいといった感情が込められていることがあります。
珍走団(暴走族)が人目の無い郊外ではなくて、繁華街で走りたがる感覚に近いものでしょう。
要するに、精神構造が幼稚なのです。

私は、未成年者には絶対に注意をしない、ずるい人間です。
彼等は、少年法の何たるかを、よく心得ているので、
下手に注意をして、襲撃された場合、損だからです。
刑法犯罪を犯した少年の多くが、喫煙経験者どころか、常習的な喫煙者(参考資料: AB)。
未成年者の喫煙が、法律で禁止されている理由の一つが、
若年者が喫煙すると、脳の正常な発育が阻害され、精神発達障害を引き起こすことがあるからです。
人間としての理性が備わっていない喫煙者の未成年は、犯罪予備軍の可能性も……
不良・非行少年への対応は、専門家に任せるのが賢明であると考えています。

誰しも、思春期には、大人への憧れや、背伸びしたい感情を抱いたことでしょう。
タバコ産業の最重要顧客層であるところの、未成年者へのマーケティング戦略は、
そうした青少年の揺れ動く感情を、巧みに利用したものです。
今までに、一度も自ら喫煙した経験の無い私でさえも、
少年時代には、タバコのブランドのグッズを、たくさん持っていました。
F1カーのプラモデルを作る際、タバコの広告のシールを、いっぱい貼りました。

私の周囲には、成人してから喫煙を始めた人は、ただの一人もいません。
知識・思慮分別が備わった大人になってから始めるのは、さすがに勇気が必要です。
未熟な未成年の頃から喫煙を常習化させて、ニコチン依存の状況を作らないと、
今後の成長は見込めないでしょう。でも、タバコ産業は安泰です。
確かに、程無く、成人識別機能搭載の自販機に切り替わりますが、
ICカード式の場合、識別の対象は人間ではなく、ICカードです。
指紋認証等の生体識別登録は見送られましたので、カードを使い回せば大丈夫。
また、紙巻きタバコの値段が、イギリスのように、一箱5ポンド(\1,000以上)とかならともかく、
日本では極端に安いので、転売でも買えます。

私は、衆人環境で喫煙する人のことを「格好いい」と思ったことは無いため、
喫煙を始めた動機として、しばしば言われる「カッコつけ」というのは、全く、理解できません。
歩きタバコ等の迷惑行為をする人は、常識的に考えて、格好悪いはずです。

また、ニコチン依存の場合、無意識のうちに、タバコに火をつけることがあるようです。
風邪をひいたりして、喉を痛めているにもかかわらず、
咳き込みながら、痰を吐きながら喫煙している人……格好いいですか?
呼吸器官はタバコを拒絶しているのに、ニコチン渇望のほうが勝るとは恐るべし。

それでも、格好いいと思い込んで、意識して人前に出る人達も多いようです。
ワルやワイルドを演出しているつもりなのかどうか、
繁華街で、タバコを吸いながら、肩で風を切ってイキがって歩いているガキを見ると、
滑稽といいますか、本当に、「子供だなぁ。」と思ってしまいます。
自由や反抗を、間違った形で認識して悪ぶっているようです。
まぁ、未成年のうちは、仕方がないとしても、
これを大人になってからも続けている人は、恥ずかし過ぎます。


映画・ドラマ等の映像作品において、喫煙シーンを入れることを禁止している国があります。
表現の自由を奪うものとして、反対する人達がいますが、
実は、最も効果的な「広告」であるために、規制の対象になっているのです。

小説家・漫画家・脚本家等のクリエーターは、
通常、会社に通勤して、オフィス・ワークをするのではなくて、
自分一人の環境、あるいは、何人かのスタッフと共に、
公共空間に出向くこと無く、私的空間で創作活動を行うことが多いはず。
タバコを吸いながら仕事をする人も、少なくないようです。
映画・ドラマ等の喫煙シーンは、私自身には全く無い所作であるため、違和感を覚えますが、
クリエーターの人達が、特に意図しなくても、自らのライフスタイルの延長線上で、
作品にタバコが入り込んでしまう背景は、何となく分かります。

問題は、映像作品が、タバコ産業の「広告」として使われること。
特定の会社のブランドを使用する喫煙シーンの「刷込み」の手法です。

こうした手法は、何もタバコに限った話ではありません。
映画・ドラマ等のエンドロールに表示される、製作にあたっての協賛・協力の企業……
作品がヒットすればするほど、製作に参加した会社の商品が売れるように仕組まれていて、
また、そうではないと、商品を提供する意味がありません。

印象的なシーンで使用されたアイテムは、売れるどころか、ブームになることさえあります。
その最たるものが、タバコです。
タバコ会社は、有名な俳優に自社製品を使用しての喫煙シーンの演出を求めます。
企業体力がありますので、巨額の資金が投入されます。

昔の映画・ドラマ等は、不必要な喫煙シーンがあまりにも多く、
俳優になるためには、まず、喫煙者になる必要がありそうです。

「格好いい俳優が喫煙していたので、真似をした。」といった理由で、
タバコを吸い始めたという人が、実際います。
好奇心の一種だったのかもしれませんが、よく考えてみますと、見事に引っ掛かっています。
格好いいのは「俳優」であって、決して、「喫煙行為」ではなかったのだと思います。
行為だけを真似しても、格好良くなれるわけではありません。
本当に格好いい人は、何もしなくても、様になって格好いいのでしょう。
それは、本人自体に、味わい・風格があるからです。
「俳優が格好いい」→「喫煙行為が格好いい」の策略にはまるような人は、
タバコに限らず、企業の巧みな刷込み広告に弄ばれる可能性が高いので要注意。


日本の、昔の刑事ドラマには、
刑事が取調室で、容疑者の顔にタバコの煙を吹きかける、
捜査会議中に、一斉にタバコの白い煙が立ち上がり、室内に充満する、
張込みの際に、足元に吸い殻を落として踏みつける、
捜査中に歩きタバコをしつつ、吸い殻を投げる……といったシーンが満載。
公務員・警察官の役どころに、このような演出が、果たして必要不可欠だったのか、甚だ疑問です。
このご時世、およそ再放送に耐え得る映像とは思えませんが、
案の定、こうした類の作品に触発されて、喫煙を始めたという人もいます。
今じゃ、とんだ悪い見本のオンパレードですけど……
これじゃ、警察は、迷惑喫煙者に注意さえできませんよね。

迷惑喫煙者の分際で、昔の偉人・著名人の喫煙者の例を持ち出して、
喫煙文化の講釈をたれる人がいます。
安物の紙巻きタバコを大量消費し、ポイ捨てが日常の人達と、
高級な葉巻やパイプを節度を持って嗜んでいた、ダンディな紳士の方々と、一緒にされたんじゃ、
昔の偉人・著名人にとっては、迷惑この上ありません。偉人・著名人を侮辱する行為です。
喫煙文化を破壊している張本人こそが迷惑喫煙者。もはや、救いようがありません。

私は、喫煙に関することで、不必要だと感じていることがいくつかあります。

いわゆる「軽いと言われている」紙巻きタバコ。
そのテイストが好きだという理由で、用いているのならばいざしらず、
実際には、健康被害が気になるので吸っている人が少なくありません。
(タバコの害が気になるのであれば、最初から吸わなければいいのに。)
単に、フィルター付近に開けられた、小さな穴等で調整されているだけであり、
「物足りない」とのことで、かえって本数が増える人がいて、周囲は迷惑。
「物足りない」のなら、むしろ、「重たい」ものを少量吸ってくれたほうが、周囲は助かります。

紙巻きタバコのフィルター。
ゴミが増えるし、仮に嗜好品であるならば、こんなもので遮らずに、しっかり味わって欲しいですね。
フィルターを付けるとしたら、喫煙者本人がくわえる側ではなくて、
むしろ、周囲の人間に向けられる側じゃないと理不尽。両切りタバコを吸いましょう。

紙巻きタバコの巻き紙に仕込まれた燃焼促進剤。
筋状に入れられた火薬のおかげで、置きタバコをしても火が消えないのですが、
喫煙者本人が吸わない間も、副流煙を発し続けるため迷惑。しかも悪臭の原因。
葉巻のように、吸い続けないと途中で火が消えてしまうようにすれば、
無駄に消費される本数が減り、多少は、大事に吸ってもらえます。

携帯灰皿。
迷惑喫煙者にとっては、所構わず喫煙することを可能にする道具に過ぎません。
実際、これを用いての、禁煙の場所での喫煙行為が横行しています。
これで、「私はマナーをわきまえた喫煙者」と言われた日にゃ、たまったものではありません。
灰皿が設置されていない場所は、禁煙、もしくは、禁煙が望ましい場所。
禁煙の場所以外が、全て喫煙所のはずがありません。

路面店の出入り口付近の灰皿。
残念ながら、道路に面した店舗は、歩きタバコでの来客を想定しています。情けないことです。
タバコを吸いながら、店内に入って来られては困るので、仕方なく、灰皿を設置しています。
そのため、灰皿の周辺に、タバコの火を消してから入店してもらいたい旨、
あるいは、灰皿設置場所で喫煙しないよう、お願いする旨の表示がされるケースもあります。
しかし、そんな願いも虚しく、出入り口付近が喫煙所として使われています。
動線上……つまり、入店する場合、誰もが必ず通る場所に喫煙所があるのは、間違っています。
煙の暖簾、煙のカーテンをくぐらないと、入店できないお店は変です。
飲食店の場合、扉の開閉に伴ってタバコの煙が入り込み、悪臭が食事の邪魔をします。

火を消さずに吸い殻を放り込む人がいるため、
強風の影響で、煙突のように、白い煙がもうもうと立ち上がることがあります。
さらに、灰までもが舞い上がります。
出入り口付近で、発煙筒を焚いて出迎える必要はありません。
(一例: 禁煙法が施行されているハワイでは、建築物の出入り口・窓の付近も禁煙。)

現時点では、日本において、
飲食店は、「有料の喫煙所」としての需要があることは確かです。
喫煙習慣がある人が、タバコが吸いたくなったので、とりあえず飲食店に入る……
日常の光景ではありますが、違和感を覚えます。
飲食店は、その名のとおり、食べたり飲んだりするところ。
本来の「飲食」の目的で来た利用客にとっては大迷惑。
食事をしに行って、髪の毛や服がタバコ臭くなって帰って来る。心底、悲しくなります。


物品販売の場合、売り場は禁煙になっています。
タバコの煙・灰・ヤニ等により、「商品」や「店舗」が汚れたり、臭くなったりして、
「商品価値が低下する」からです。
飲食店の場合も、物販と同様に、「商品」を売ることによって「売上」を計上しています。
利用客に「商品」を提供することに対して、「お金をいただく」という営業形態。
飲食店の「商品」とは、当然、「飲食物」であり、
しかも、その場で、利用客の身体の中に入って行く物です。
安全・清潔・衛生的であることが求められます。
汚れた店舗内で、タバコの煙にまみれた「劣化商品」を平然と提供して、恥ずかしくないのか。
従業員がタバコの煙の中に入って行くという業務は、如何なものか。
果たして、これが、利用客から「お金が取れる」サービスなのか……


関連省庁の担当官、および、飲食店の経営者におかれましては、
当サイトを閲覧していただくことにより、ぜひ、何かを感じ取っていただきたく思います。
飲食店における受動喫煙被害防止という労働問題対策は、
欧米先進諸国のように、行政主導で一斉に実行し、不揃いにしないことが肝要。


また、不適切店舗の、従業員の方々の内部告発に期待しています。
保健所や厚生労働省等の行政機関に通報されて下さい。

私も、悪質店の告発・追跡調査、ならびに、情報収集・発信に力を注いでまいります。