
[Jan.13,2006]
飲食店内にタバコの煙が有るのと無いのとでは、どちらが良いですか?
「飲食店内にタバコの煙が有るのと無いのとでは、どちらが良いですか?」
というアンケートであれば、喫煙者も含めて、無いほうが良いと答える人が多いでしょう。
自ら喫煙する人であっても、飲食店内、あるいは、食事中には喫煙せず、
食事中に、周囲の他人のタバコの煙が漂って来ることを、不愉快に思う人は少なくありません。
しかしながら、
「飲食店内で、タバコが吸えるのと吸えないのとでは、どちらが良いですか?」
という質問でしたら、喫煙者のうちの少なくない人達が、
「吸えるほうが良い」と答えるでしょう。
そう答える人の中には、他人の出す煙は不愉快だとする人達も含まれることになります。
白く霞むくらいの、よどんだ悪い空気の中に居るほうが気分が落ち着く。
タバコの煙が充満してタバコ臭が漂っているほうが、
お料理が、より美味しく感じられるといった人が、
もしかしたらいるかもしれませんが、
全体の割合から見ると、ごく限られた人達ということになるでしょう。
(そうした人達は、「食」に対する関心の薄い人・美味しく食べることに興味の無い人が多い。)
「公共の利益」とは「多数派の利益」でもありますが、
統計によると、現時点では、日本の喫煙者の割合は3割を切っているということになっています。
欧米に対して、数十年立ち遅れているとも言われている、日本のタバコ政策ですが、
世界的なタバコ規制と、喫煙率の低下を、それなりに反映している部分もあります。
公共交通機関である鉄道の禁煙席の割合は、
既に、実質的に100%を達成している旅客機に、急激に近づいて来ています。
路線バスも100%と言って良いでしょう。
(地下鉄や地下街は防災上の観点から、従来より禁煙。消防法により制限。)
新築ビルは、全館禁煙設計でオープンすることも多くなりました。
役所・スポーツ/イベント施設・複合商業施設……等々、全館禁煙が増加しており、
病院・学校にいたっては、建物(屋内)のみならず、
屋外も含め、敷地内禁煙の施設も少なくありません。
一方、現時点では、ねじれ現象が見られるものもあり、代表的なものを挙げると、
施設では飲食店、交通機関ではタクシーということになります。
時代の流れに取り残された最たるものです。
「健康増進法」施行を契機に、時流に乗ることができた飲食店は大丈夫なのですが、
そうでない飲食店の今後が懸念されます。
現段階では、全体で捉えると、飲食業界は、
多数派の非喫煙者ではなくて、
少数派の喫煙者のほうを向いて、事業展開していることになります。
少数派で固まってしまっている、既存の客層の客離れにとらわれ、
流動的で未開拓の多数派の取り込みに失敗しています。
惰性で流されて来た結果であり、長年の悪しき慣習であるとはいえ、
正常なマーケティング・本来の商売の定石からしたら、大きく逸脱した酷い状況です。
概して、世界情勢・社会問題に対する経営者の意識が希薄で、現状認識が甘い。
法を遵守するという倫理観が乏しい。公共の利益の意味を理解していない。
目先の利益のみに目がくらみ、中長期的展望を抱けない経営者の何と多いことか。
読みの浅さゆえに、開業・運営変更・リニューアル・廃業のサイクルが短くなり、
コストがかかるばかりか、消費者の混乱を招いています。
閉鎖的な特殊環境にある飲食業界は、実にいびつで、不健全な業界と言えます。
喫煙率というデータは、全体の平均であるため、
飲食店の場合、それぞれのお店の位置付けや客層によって、状況がかなり異なります。
受動喫煙防止対策を行わない飲食店における喫煙率は、
今後も、何ら対策を講じないとしたら、どんどん上昇する恐れがあります。
他の施設では喫煙が制限されているため、喫煙者を引き寄せ、非喫煙者を締め出し、
単なる喫煙所と成り果ててしまうことが心配です。
そうした飲食店の経営者や従業員は、自分のお店と同様に、
世間一般の喫煙率が高いという、錯覚を起こしやすい状況にあります。
これが、喫煙客からの売上に頼る経営基盤を生み出し、悪循環を繰り返します。
自分のレストランを宣伝する際に、
「うちでは、ここでしか食べられない、美味しい名物料理にありつけますよ。」
ではなくて、
「うちでは、他のお店では吸えないことも多いタバコを、思う存分吸えますよ。」
ということでは、飲食店ではなくて、やはり、ただの喫煙所ですね。
私が禁煙のリクエストをした際に、現場責任者の対応としては、
「おタバコを吸われるお客様が、いらっしゃいますので……」という返事が最も多いようです。
これに対して、私は、
「タバコを吸わないお客様は、いらっしゃらないということですか?」
「この店には、子供や未成年者は来ないのですか?」
「他人のタバコの煙を吸いたくないと願っているお客様のことは、どうでも良いのですね?」
「このお店でお食事するためには、煙たいのを我慢しろということなのですね?」
「タバコの煙が嫌なら、来るなということなのですか? 飲食店なのに?」
「料理人は、自分の料理が煙で汚されることを、何とも思っていないのですか?」
「健康増進法を無視する違法店ということになりますが、保健所に通報しても構いませんか?」
といったことを言います。
これに対して、まともな回答をした人は、いまだかつて、誰もいません。
多数の飲食店経営者(社長)に対して、文書で要望を出しました。
さすがに、経営者ともなると、いろいろと考えているようで、
理想と現実との狭間で葛藤している姿も、垣間見ることができました。
基本的に、どこも皆、丁寧な回答をしてくださいます。
一例として、「ホテル日航東京」を挙げます。
何度か、宿泊や飲食で、利用させていただいたことがあり、
禁煙についての要望を、コメントカードに書いて出したところ、
総支配人から、大変、丁重なお手紙をいただきました。
ここでは、現時点で、どうなっているかということについて、ご紹介しておきます。
「ホテル日航東京」のWeb Siteの「レストラン&バー」には、
「お食事時間帯は全席禁煙となります。お料理の香りも充分にお楽しみください。
なお、お煙草はベランダ屋外席、マルコポーロ屋外席、キャプテンズバー店内、
オーシャン ダイニング バータイム(21:30以降)にてお楽しみいただけます。」
と記されています。
各料飲施設のページを開くと、
「レストランは全席禁煙となっております。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
(マルコポーロ、ベランダのテラス席、キャプテンズバーを除く)」とあります。
で、私、ピエール松尾は、福岡に住んでいるわけですが、
「ホテル日航福岡」の場合は、「レストラン・バー」のページを開いて、
各料飲施設のページを開き、[別画像・レイアウト図]をクリックすると、
それぞれの座席レイアウトが表示され、分煙状況が明示されています。
寿司・鉄板焼等、実質的に、全席禁煙の施設もあるものの、
やはり、福岡は東京と比較すると、対策が遅れている感はあります。
ただ、さすがに、航空会社の資本が入っているホテルだけあって、
周辺のホテルに比べると、受動喫煙対策は優れています。
(JALの顧客のための国内線待合ラウンジは全て禁煙。)
館内の料飲施設が全席禁煙の空港や、全席禁煙で新規開業する航空会社系ホテルもあり、
料飲サービスの分野においても、
運輸業で既に100%禁煙を達成した、航空会社の資本の実力を感じます。
しかしながら、唯一、私の提出した文書を無視して返信をしなかった会社があり、
これが、当サイトで、
悪い例として挙げている、ホテル直営日本料理レストランを運営する会社です。
ホテルの客室やレストランのキャッシャー付近に置いてある、
コメントカードについては、お客様から提出を受けた場合、
総支配人名(社長名)で返信することが、業界の常識です。
これを無視するということは、
お客様の要望・意見に対して、全く聞く耳を持たないという、強硬姿勢の表れであり、
おそらく、前代未聞だと思います。
他の経営者は、たとえ、「健康増進法」を遵守できない場合であっても、
その理由や将来の事業計画について、詳しく伝えてくださっただけに、残念でなりません。
誰もが名前を知っている、日本を代表する、とても有名なホテル(グループ)ですが、
経営者の姿勢からして、かなり悪質であり、
当サイトで取り扱う材料としては、適切であると判断しました。対応の悪さが際立っています。
当サイトに書きましたポリシーに基づき、現在、私は、
当該ホテル、ならびに、全ての系列ホテルの利用を、遠慮させていただいております。
加えて、周囲の者にも、利用しないよう促しています。
残念ながら、現時点では改善の兆しすら見えませんが、時間が解決してくれるものと考えています。
「健康増進法」を無視する飲食店(違法店)の店内で、タバコの煙が漂っている状況について、
喫煙者の多くは、自らも喫煙するという立場から、「容認」という態度を取っているようです。
タバコを吸いながら食事をするチェーンスモーカーは、もってのほかですが、
決して食事中には吸わない喫煙者で、たとえ、煙たい空間で食事するのが嫌だとしても、
あえて、喫煙席に着く人がいます。いわゆる、食後の一服をする、ただ、それだけのために。
(実際には、食後の一服をする人は、食前の一服をする人が多い。)
本来、食べたり飲んだりする場所が飲食店なのですが、
飲食よりも喫煙を優先させるという。誠に変な話。
食事中に、他人のタバコの煙が漂って来ることを嫌がる喫煙者であっても、
自分の食後の一服の時には、周囲の他の人のことはお構い無し。
これから食事を始める人や、食事中の人が居るにもかかわらず。随分と身勝手な話です。
まさに、煙で周囲が見えなくなってしまうということなのでしょう。
自分の煙は、周囲の他人から見れば他人の煙。
つまり、不特定多数の人々が集まる場所では、全部、他人の煙。無いに越したことはありません。
一方、非喫煙者の中にも、タバコの煙が、特に気にならないという人もいます。
こうした人も「容認」ということになります。
ただ、タバコの煙を「迷惑」・「不快」と感じている非喫煙者の中で、
お店を利用し続ける人は、「我慢」ということになります。
さらに、乳幼児・子供・妊婦・年配者の場合は、仮に、「我慢」できたとしても、
そうすることが相応しくない客層です。
いずれにしても、飲食店店内のタバコの煙は、
「積極的な理由ではなくて、消極的な理由により存在している」ということになります。
襲来する白い煙を、扇いで、寄せ付けないようにしようと努力しても無駄です。
粒子の粗い、目に見える白い煙の部分は、全体の僅か10%程度。
他の90%の無色透明のガスもろとも、空調により、店内の隅々にまで広がります。
実際の喫煙場所から、遠く離れた場所でも臭いのはそのためです。
私の場合は、「我慢」することが理不尽だと考えていますので、
受動喫煙被害を回避することが不可能な飲食店には、行かないようにしています。
私の周囲には、「タバコの煙を避けるために外食を控えている人達」が多くいます。
経営者の判断により、「健康増進法」を遵守する運営に変えた場合、
外食を控えていた、多数派の非喫煙者を取り込むことができ、客層を変えることが可能です。
現場のマネージャーが、
「おタバコを吸われるお客様が、いらっしゃいますので……」と言う飲食店であっても、
よくよく取材してみると、本音の部分では、全席禁煙を望んでいることが少なくありません。
お店が汚れるし、臭くなるし、他のお客様にも迷惑がかかるし、
喫煙客の接客を嫌がる従業員がいるし……が本心であっても、
タテマエが違うのは、経営上の判断が絡んでいるからです。
「健康増進法」への早期の罰則追加を要望している、飲食店経営者も多いのです。
現時点では、罰則が無いがために、経営体力がある大企業が率先して、
法律遵守の施設環境を整えて来ました。
本来は守らなければならない法律を無視している、
地方の施設経営者・中小の飲食店経営者は、法律による規制の強化を望んでいる側面があります。
なぜならば、自らの経営判断では、受動喫煙対策に踏み切ることが難しいからです。
現在、自分の経営するレストランの客層が、喫煙率が高いとしたら、
全席禁煙・完全分煙にした場合、ライバル他店に顧客が流れ、売上が落ちることを心配しています。
「タバコが吸える」という、飲食店としての立場が無い、何とも情けない理由ですが、
「喫煙の可否」といった程度の理由で、お店を選ぶ客層は、残念ながら実在します。
では、ライバル他店のことを気にせずに、
経営者の本音・理想を、具現化するにはどうしたら良いのか……
ひとつは、業界団体が、良い意味で「横並び」することです。
具体的には、飲食業界全体で、「自主規制」することです。
航空会社や鉄道会社は、こうした手法で成功しています。
一時的な、喫煙者の客離れによる影響を、業界全体で吸収する構造です。
禁煙席100%の旅客機の場合、喫煙者の選択肢は、「乗る」・「乗らない」だけになりました。
(フランスの鉄道は既に禁煙席100%を達成。)
もうひとつは、法律による規制強化です。
飲食業界は、横のつながりが多種多様で、ある意味希薄ですので、
正直、業界の「横並び」・「自主規制」は難しいと思います。
結局、欧米諸国のように、法律による規制強化の機会を待つことになります。
一斉に、禁煙を義務付けることが可能。
これですと、飲食店は、喫煙問題に悩まされることなく、
同じ土俵で、競争することができるようになります。
「タバコが吸える店」・「タバコが吸えない店」といった、
本来の「飲食」とは無関係な選択肢ではなくて、
「お料理が美味しい店」・「サービスが良い店」といった、
「飲食」として当たり前の選択肢で、お店を選ぶことができるようになります。
喫煙者の選択肢は、飲食店に「行く」・「行かない」だけになります。
「たばこ規制枠組み条約」の発効により、
将来、「健康増進法」を始めとする法律の強化は、織り込み済みですので、
確かに、時間が解決してくれる問題ではあります。
欧米先進諸国の現状は、将来の日本の姿でもあります。
でも、法整備や施行には、多くの時間を要しますし、
その間の時間がもったいないと思うがゆえに、私は活動を続けているのです。
第一、私自身が、
「タバコの煙を避けるために外食を控えている客層」のひとりでもあるわけですから。
行かなくなったお店に、早く戻りたいと考えています。
活動・働きかけの対象は、行政、ならびに、ホテル・レストラン等の経営者です。
迷惑喫煙者本人は無関係。働きかけるだけ、時間・労力の無駄です。
マナーをわきまえた、いわゆる愛煙家は、確かに存在します。私の知人にもいます。
ただ、そうした人達は、人前では喫煙しないので、目立ちません。
そのため、迷惑喫煙者ばかりが目に付き、周囲から反感を買うことになるのです。
周囲とは、非喫煙者ばかりではありません。
とばっちりを受けて、ますます肩身の狭くなる愛煙家にも、多大な迷惑をかけています。
本来、喫煙者ということで同じ仲間のはずですが、
迷惑喫煙者と愛煙家とは、全く別物と考えたほうが合理的です。
自宅で、就寝前にしか喫煙しない人もいます。
そうした人達は、喫煙者ではあるものの、ニコチン依存症患者ではありません。
余裕を持ってタバコと付き合う、つまり、
「人間がタバコをコントロールする」分には、何ら問題無いのです。
ところが、実際には、「タバコにコントロールされている人間」が、いかに多いことか。
今年の元旦から、スペインでも、ようやく、職場が全面禁煙になりました。
職場が禁煙の国々は少なくありません。仮に、タバコが嗜好品であるのなら、当然のことです。
もしも、必需品になってしまっているとしたら、ニコチン依存症という病気です。
勤務時間中にタバコを吸う……それって、そんなに大事なことなのでしょうか。
全館禁煙のビルで働く人が、エレベーターで頻繁に1階に下りて来て、屋外で喫煙する。
何と、就業効率の悪い従業員なのでしょう。給料泥棒と言われても仕方ありません。
「仕事中にタバコは欠かせない。タバコを吸うと気分が落ち着く。
タバコ無しでは、イライラして30分もたない。タバコを吸うことで仕事がはかどる。」
といったことを言う人がいます。
ニコチンに支配された脳を持つ人は、随分と滑稽なことを平気で言うものです。
自分の行動が、タバコに操られ、支配されていて、心底、気の毒に思います。
常に、タバコに追い立てられていて、およそ、
タバコが「ゆとりの時間」をもたらしているようには見えません。
まるで、マシンガンのように、次から次へとタバコに点火する人がいます。
意外と、吸う時間よりも、灰皿の上の、置きタバコの時間のほうが長かったりもするのですが……
周囲は大迷惑。こうした人は、人生のうちの相当の時間を、
タバコへの点火の繰り返しに割くことになるわけですが、
何だか、貴重な時間が、もったいないような気もします。
タバコの効用として、リラックス効果がある。ストレス解消になるという人がいますが、
そのように勘違いしているのは、ニコチン渇望が、喫煙により一時的に満たされるために、
禁断症状が収まっているだけであって、解消しているわけではない。
ニコチンが切れると、また、禁断症状が襲って来る。これを繰り返しているに過ぎません。
喫煙行為自体を止めれば、ストレスの元凶であるニコチンの禁断症状そのものが起こらない。
こんな簡単な構造さえ分からなくなるとは、誠に情けない限りです。
タバコの起源の話になると、たいてい、喫煙は文化であるとか、
以前は、祭の行事や儀式の際等にも、用いられていたといったことが出て来ます。
特別な時に、非日常的に行われていた喫煙は、特に問題無かったのかもしれません。
でも、ハレの日とかに、たまに吸えば良いのに、
これを常用してしまったがゆえに、依存が生じて、
禁断症状が出て、タバコに追い立てられて、日常的に喫煙行為に及ぶとなれば、
誠に哀れなことだと思います。自分の意思に関わらず、タバコが手放せないのですから。
全館禁煙のビルから出て直ぐに、歩きタバコを開始して、さらにポイ捨てする。
空港の出発ゲートで、搭乗締め切り時刻ギリギリまで、
ガス室のような密室の喫煙室に籠って、名残惜しそうにタバコを吸う。
実に、格好悪いです。まるで、タチの悪い見世物。
繁華街で、お店の名前の入った調理服を着た板前さんが、歩きタバコをしている。
くわえタバコで、入り口に暖簾をかけたりして、開店準備をしている。
タバコを吸いながら仕込みをしている料理人の姿が、店の窓越しに見える。
手にタバコを持ったまま、「いらっしゃいませ。」という主人がいる。
こうした飲食店に未来はありません。やがて、淘汰されることでしょう。
客が寄り付かない原因がタバコにあることにさえ、気付いていません。
私が、迷惑喫煙者に対して、人一倍、嫌悪感を抱いている背景に、
アルバイトをしていた宿泊/料飲施設で、お客様に料理を提供した際、
タバコの吸殻入りで器が戻って来たことが、何度もあったという経験があります。
厨房の中で、
「こんな、味が分からないような失礼な奴には、最初から灰皿に料理を盛って出してやれ。」
といったことを言ってしまったこともあります。
もちろん、実際には、したことはありませんが、さすがに許せませんでした。
ひとつの同じお膳の上に、お料理の器と灰皿が、隣り合わせに並んでいる光景も、
実に、不思議に思えました。料理もタバコも同じ価値なのでしょうか。
不衛生であり、およそ、考えられないことです。施設側としても困ります。
禁煙のトイレ内で喫煙して、便器に吸殻を捨てる人がいました。
ふつう、トイレ内の空気は、あまり積極的に吸いたいとは思わないはずなのですが……
「どうせ料理の香りも分からないのだろうから、トイレの中で食事しろ。」
とは、もちろん、実際には言いませんでしたが、心の中で、確かに言ってしまいました。
お店(施設)や従業員のことを、何と思っているのでしょうか。
あまりにも身勝手な迷惑喫煙者の、ふてぶてしい態度に憤慨したものです。
それでも、お客様に、「有り難うございました。」と頭を下げなければならない。
接客のストレスは相当のものでした。
迷惑喫煙者は、暴走族と似ている部分があります。
自分達が格好いいと、甚だしい勘違いをしている。周囲の人達の迷惑を全く考えない。
注意されると逆ギレする。イライラしていて暴力的である。
このあたりが共通点ですが、暴走族は迷惑喫煙者よりも、よほどマシです。
なぜならば、馬鹿らしくなって、大人になったら、皆、やめるからです。
警察から、自分達の暴走行為を撮影したビデオを見せられて、
「恥ずかしい。」とか言っていましたが、皆、必ず更生して、社会復帰を果たしますので、
まぁ、若気の至りということで、大目に見ることといたしましょう。
これに対して、大人になってからも、反社会的行為を続ける迷惑喫煙者は、
救いようがありません。あまりにも恥ずかし過ぎます。
こうした輩に、マナーを正したり、社会復帰を促すのは無駄です。
本人達に期待するのは無理ですから、周囲の環境を変えることが大切です。
「タバコは20歳になってから」とは、
タバコ産業が未成年者に対して、タバコを売り込む宣伝文句です。
大人になる少し前(思春期)は、誰しも、多少は、尖った部分があったのではないでしょうか。
一部の少年少女は、タバコが格好いいとか、大人の証だと勘違いして、
タバコ会社が未成年者を手懐けるために設置した、自動販売機でタバコを買います。
背伸びしたい年頃の未成年者を手玉に取る、タバコ会社のマーケティングは実に見事なものです。
より依存が生じやすいこの年頃に、ニコチン漬けにすると、タバコが手放せなくなり、
タバコ産業に従順な将来の顧客を獲得することに、まんまと成功しているという歪んだ構図。
日本は、諸外国と比較して異様にタバコの値段が安いので、入手も容易です。
未成年者も、大切なお客様というわけです。こんなに楽して儲かる商売はありません。
中高生の場合、「非行」とか「不良」といった言い方をされることもありますが、
成人した喫煙者の場合、社会人としての責任が生じます。
未成年者に対して、社会人として、大人としての見本を示すべき立場です。
しかし、残念ながら、大人の中には、反社会的迷惑喫煙を続ける輩がいます。
こんな格好悪い、社会からはみ出した大人は、未成年者の手本とはなり得ません。
成人式の日に、新成人のヤンキーが徒党を組んで、歩きタバコをしながら闊歩し、大暴れする。
これは、イッキ飲み等、お酒の場合でも同じことなのですが、
彼等は、大人になるという意味を、はき違えています。
やはり、手本になるべき、本当に大人らしい大人が、少なくなってしまったせいもあるのでしょう。
敷地内禁煙の学校が増えました。授業参観日や運動会の日等には、生徒の親達も訪れます。
校門の前で、たむろして喫煙し、その場所に吸殻を捨てる。ここは自分の子供も通る学校の校門。
教育現場を汚しに来る親の姿は、教育上悪影響を与えます。
タバコが我慢できないのなら、最初から来ないほうが良いでしょう。
せめて、子供達には、大人失格の自分の親を反面教師にしてもらいたいですね。
迷惑喫煙者の中には、世界的な禁煙の流れを、
禁煙ファシズム(禁煙ファッショ)と言う人がいます。
大きな勘違いですが、それは、
自分達が周囲から、「健康のために禁煙を勧められている」と取られてしまうことに、
起因する部分があります。
不特定多数の人達が集まる場所での喫煙行為が制限を受けるのは、
周囲に迷惑がかかるからであって、喫煙者本人の健康問題からではありません。
ですから、喫煙者本人に禁煙を勧めることは、しないほうがベターだと思います。
喫煙者本人が、しばしば話しているように、
喫煙する・しないは、あくまでも本人が考えることであって、
周囲の者が、とやかく言うのは、余計なお世話だと思います。
別に、周囲の人達に迷惑がかからなければ、放置しておいて構わないでしょう。
なまじ、喫煙者に禁煙を勧めたりするために、本人が圧力を感じてしまうわけですから。
こうしたことにより、不特定多数の人達が集まる場所での全面禁煙化が、
減速してしまわないよう、充分配慮して、喫煙者に接したいものです。
自営業で、自分だけしか居ない空間であれば、
タバコを吸いながら仕事をしても、全く問題無いわけですし、
喫煙者だけが籠っている密室であれば、周囲から、とがめられることもありません。
(不特定多数の)人前で喫煙しないこと。これに尽きます。
タバコ(喫煙行為)そのものを止める必要は、全くありません。
いわゆる疫学的データというものも、ますます必要になってまいりましたし、
喫煙者の人達は、むしろ、タバコを止めずに、データ収集に協力していただきたいものです。
非喫煙者は、喫煙者を冷ややかに見守るくらいの心の余裕を持ちたいもの。
特に、反社会的迷惑喫煙者は、相手にする価値さえありません。
私自身は、プライベートでは、
歩きタバコやポイ捨てをするような人達との人脈を切りました。特に困ることはありません。
一時が万事。そうした迷惑行為を平気でするような輩は、当然、他にも問題がありました。
社会人失格であり、関わっても、何ら得られるところがありませんでしたから。
今となっては、そうした人達と関わった過去が、ただ虚しく思われ、
失われた貴重な時間を、これから、何とか取り戻したい気持ちで一杯です。
喫煙者の中には、「タバコは身体に良い」とのことで、タバコの効用を謳う人もいます。
「今日も元気だ たばこがうまい!」とは、JTが専売公社だった頃のキャッチコピー。
要するに、「体調が良い時には、タバコが美味しく感じられる。
体調不良の時には、タバコが不味い。だから、タバコは自分の健康状態を計るバロメーター。
身体の異変(病気)は、タバコが知らせてくれる。だから、タバコは身体に良い。」とのこと。
……健康診断とか、普通の方法で健康状態を確認したほうがベターだとは思いますが、
本人がそう思っているのでしたら、良しとしましょう。
周囲に迷惑がかからない喫煙方法であれば、特に問題ありません。
女性の喫煙者の中には、「タバコによるダイエット効果」を唱える人がいます。
「禁煙を試みたが、食べ物が美味しく感じられて、食欲が増した。
そのうち、イライラして来て、過食により太った。
タバコを吸うと、イライラは一瞬で解消して、食欲も抑えられた。
食欲が無くなるので痩せた。だから、ダイエット効果抜群。タバコは身体に良い。」とのこと。
……美味しく食べられるようになったことが不都合だとは、実に、不健康な話。もったいない。
ニコチン依存を治療すれば、イライラの元自体を排除できるのに。
せっかく、口や鼻の粘膜のヤニも取れて来て、本来の味が分かるようになったのに。
ダイエットではなくて、不健康に、やつれただけなのですが。
でも、肌荒れして、シワが増え、いわゆる、スモーカーズフェイスになったとしても、
化粧という最強の道具があるので大丈夫。何とでも、ごまかせます。
いずれにしても、周囲に迷惑がかかりさえしなければ、
喫煙続行OKです。禁煙する必要なんか全くありません。
どうか、これからも、喫煙効果により、スリムな体形を維持して下さい。
私は、今後とも、喫煙者に禁煙を勧めたりすることは、一切いたしません。
行政、ならびに、ホテル・レストラン等の経営者に対して、
受動喫煙対策について、働きかけてまいる所存です。
【推奨リンク】
飲食店を禁煙にしてお客を呼び込もう!
お客はタバコ煙に悩まされずに安心して食べられる「空気もおいしい飲食店」に流れています。
全面禁煙の飲食店では、タバコを吸わない人だけではなく、
子供連れや妊婦、そして味に敏感な新たな客層を呼び込めます。
お客が逃げる心配はむしろ「禁煙でない飲食店」がするべきことでしょう。
職場が禁煙なのは従業員にとって最高の福利厚生とも言えます。
無煙ニューヨーク市の状況
法が施行されてから、レストランとバーの売り上げは伸び、雇用は増え、
ほとんどすべての店舗で法が守られ、酒類の販売の新規許可件数は上昇した。
すべてがニューヨーク市のバーとレストランが繁栄していることを示している。
ニューヨーク市民の大多数は法を支持し、禁煙の店をよりひいきにしていると語っている。
そして、最も重要なことだが、顧客や従業員と同様に、
ニューヨーク市民の健康が、有害な受動喫煙から今や守られているということである。
リストランテ エノテカノリーオ
第十四話「私の店が禁煙な理由・序章」
第十五話「私の店が禁煙な理由・第2章」
第十八話「私が煙草をやめた理由」
第十九話「有名なリストランテの喫煙席」
第二十話「愛煙家ご用達のワインバー」
第二十一話「禁煙にしてから、その1」
第二十二話「禁煙にしてから、その2」
でも、やっぱり渋いのです。どうして?
さて、と腕組み。天井を見ました、そして壁。ハッと気がつきました。
煙草のヤニで黄ばんでいるのです。
座っている席には煙草の煙りは流れてきていませんが、
きっと、煙草の臭いが店中に沁みこんでしまっているのです。
そうなると、煙草の煙りが来なくても、
ニコチンやタールの粒子が空気中に漂っていることになる。
ワインはまず香りがポイントです。
香りも一緒に飲むという意味で、軽くすすって飲みます。
そうすると、そのニコチンやタールの粒子を含んだ悪い空気が、
ワインと一緒に口の中に入り、ワインの持つ渋みと、
歯茎や舌の奥でぶつかり、よりいっそう渋くなってしまうのです。
食べ歩き首都圏 禁煙のお店
☆きれいな空気が吸いたいね☆